遥か遠くのスターライト

発売日 : 2025/10/10
私たちの宇宙計画、始めます。
 地球に巨大な宇宙船が不時着。ウサ耳しっぽなモフモ星人が日本にやってきて、はや30年。銀髪の少女、ルーフェニッピカランニュ・ファーミィ(通称ルー)は、どこか寂しそうに地球で暮らしていた。
 そんな『ぼっち』な彼女に気づいた高1少女、花宮陽奈乃は『手作り宇宙船』で、遥か彼方にあるルーの故郷に手紙を届けることを思いつく。もちろん技術も予算もゼロ……でも情熱は無限大! 科学に詳しい天北宙理、頼れる生徒会長の御船真帆に声をかけ、少女たちだけの宇宙開発『コードネーム:マカロン』が始まる!
 涙も笑顔も一緒に分け合いながら、今日もまた少女たちは星を目指す。
 これはきっと宇宙に届く、私たちだけの物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 814円(本体740円+税)
  • ISBN: 9784049167054

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みんなのレビュー

  • よっち
    2025/10/12
    ウサ耳しっぽなモフモ星人が日本にやってきて30年。どこか寂しそうに地球で暮らしていた銀髪の少女ルーが、元気な少女・花宮陽奈乃と出会う青春SF小説。ルーの孤独と密かな願いに気づいて『手作り宇宙船』で、彼女の故郷に手紙を届けることを思いつく陽奈乃。技術も予算もゼロから始まった計画は、科学に詳しい天北宙理、頼れる生徒会長の御船真帆も巻き込みながら同好会を立ち上げて、周囲の助けも借りながら文化祭で協力して資金集めをしたり、みんなでモフモ星のことを知ったり、絆を深めながら目標に邁進していくなかなか素敵な物語でした。
  • ほたる
    2025/10/11
    宇宙船制作の変な部活の日常モノ。ゆるりとやさしいストーリーなところが良かったなと思う。活動を通してヒトと関わっていくことは、毎日が楽しいものに変わっていく。何か目標に対してみんなで向かっていく、にぎやかに動き回る日々はきっと愛おしいものだろう。
  • 日坂愛衣
    2025/10/10
    ネタバレあり
    牧野先生の前作のイメージから、もっとSF色の強い作品を想像していたのですが、読み終えての印象は非常に「芳文社」的でした。ロケット製作という技術的な切磋琢磨よりも、学園祭や家庭訪問など、少女たちのがんばる日常描写に多くのページが割かれていて、想像していた内容とはだいぶ違うな、というのが率直な感想です。
  • 真白優樹
    2025/10/11
    1999年、ウサギの特徴を持つモフモ星人達がやってきて人類と共存した現代で、共存都市へとやってきた少女がモフモ星に帰りたいという少女に出会い始まる物語。―――君と宇宙へ手を伸ばす、見果てぬ星を目指して。 モフモ星に手紙を送ろうという目的のために駆け抜けていく、割ときらら系SFの香りがする作品であり、少女達のわちゃわちゃとした青春が楽しめる物語である。一つ願いを叶え、やってくるのは夏。果たしてまだまだ続く仲間達との青春は、これからどんな目的へと進んでいくのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。
  • リク@ぼっち党員
    2025/10/11
    ネタバレあり
    宇宙を目指す少女たちの活動。百合ではなく少女たちの友情をしっかりと描いている点が個人的には良かった。縁がなかった者同士が集まり、手を取り合い、課題を一つずつ解決し、夢に近づいていく。学校での活動の醍醐味が詰めっていた。良い青春だ。モフモ星人の感性は人間とほとんど変わらないので目的以外に宇宙人的な要素を感じることは少ないけど、背景として地球人とモフモ星人が共に活動してるから注目を集められて成功に繋がっていくというのが設定を上手く使っているなと感心した。彼女たちの活動が地球を飛び越えどこまで広がっていくのか。