フロスト・クラック 連続狙撃犯人の推理
発売日 :
2025/10/10
日本で起きている連続狙撃殺人事件をご存知ですか?
「日本で起きている、連続狙撃殺人事件をご存知ですか?」
――ある日、海外に住む男のもとに、若い警官から突然電話がかかってくる。猟銃が使用されたと思われる事件。その警官は、犯行の状況を語り、かつてハンターだった男に推理を求める。男は、自らの想像を語り、実行犯のトリックを暴いていく。見事な推理だと喜んだ警官だったが、事件はそのまま解決へとは向かわなかった。
全てが電話の会話だけで構成されたクライムサスペンス。
複数の人物が織りなすその物語が示した衝撃の結末とは――。
――ある日、海外に住む男のもとに、若い警官から突然電話がかかってくる。猟銃が使用されたと思われる事件。その警官は、犯行の状況を語り、かつてハンターだった男に推理を求める。男は、自らの想像を語り、実行犯のトリックを暴いていく。見事な推理だと喜んだ警官だったが、事件はそのまま解決へとは向かわなかった。
全てが電話の会話だけで構成されたクライムサスペンス。
複数の人物が織りなすその物語が示した衝撃の結末とは――。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 792円(本体720円+税)
- ISBN: 9784049165913
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2025/10/1121ある日、海外に住む男のもとに若い警官から突然かかってきた電話。犯行の状況を語りかつてハンターだった男に推理を求めるクライムサスペンス。連続狙撃殺人事件の状況を語り、男にひとつひとつの事件の真相を問う警官。想像を語り実行犯のトリックを暴く男。電話の会話だけで構成された異質なストーリーは、過去の事件も絡めた決して見逃せない事実を知って大きく動き出す展開で、繊細な駆け引きを繰り広げる攻防や答え合わせもなかなか面白かったですが、何よりも結果として浮き彫りになったもう一つの真相もまた鮮烈なインパクトを残しましたね。
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のれん2025/10/1415ネタバレあり代表作といい、基本的に作者の作品は地の文による説明が要らない。ここで言う説明とは世界観とかキャラ心情を現す情景描写。そういった類のものはセリフで言われるか、肝心要な根幹は推測できるよう点が用意されている。本当に暴力に潜む法悦がどこに行ってもテーマに絡むよな。 というか、作者はどうしたって銃が撃ちたいんだろうな。もちろんリアルに銃を撃つということは目標がある。刀とかと同じで人を殺すことに特化した武器というのは、その徹底した機能美に惹かれるものがある。(1/2)
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ほたる2025/10/1113全編会話劇のみで構成された連続狙撃に纏わるサスペンス。銃の使い方に関する描写は興味深く、なぜその人は撃たれたかに付随して描かれる犯人の心理描写からも目が離せない。登場人物たちの会話は軽快なものだが、やっていることは重々しい。
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真白優樹2025/10/109アメリカで暮らす元ハンターの男へ、殉職した刑事の手帳から連絡先を知った警官が電話してきて始まる物語。―――その銃で撃つのは、何のために? 日本で発生した、悪人を標的にした六つの狙撃事件。その推理から刑事の殉職の真実へ繋がり、更には対決へと進んでいくという、会話劇しかないからこそするりと読めるかもしれぬ物語であり、中々に読み応えがある物語である。誰も彼もが悪人ばかり、それでも生きていくその先に。男は幸せを掴めるのか。目的のために血に染めた手で、誰かを守れるのだろうか。 うん、面白かった。
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サキイカスルメ2025/10/127面白い!全て電話での会話で物語が進んでいく現在と過去の事件のお話。面白かったです。誰と誰が会話するかによって感じるテイストが、かなり変わった印象。イラストも素晴らしくて、特に表紙と終盤のヒロインのイラスト凄かったですね。
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