バケモノのきみに告ぐ、 4
発売日 :
2025/10/10
ヒトとバケモノの誓いを描く、始まりにして最後の物語。
戦争で重傷を負い、王都の病室で目覚めたノーマン。しかし目覚めた彼には過去の記憶に関する実感は無く、恋人や家族に対しても何の感情も湧かなくなってしまっていた。
そんな彼に与えられた新たな任務はとある≪アンロウ≫の少女たちとの交流、そしてそれに端を発する様々な事件の解決だった。
エヴァーグレイス学園での生徒の変調、家出した少女を追う探偵、ヘルカート通りに出現すると噂されている魔物、そして一般家庭で突如起きた集団発狂事件とは――。
これはノーマンと彼を愛する4人の美しき少女の始まりの事件と、愛に至るまでのお話。
そんな彼に与えられた新たな任務はとある≪アンロウ≫の少女たちとの交流、そしてそれに端を発する様々な事件の解決だった。
エヴァーグレイス学園での生徒の変調、家出した少女を追う探偵、ヘルカート通りに出現すると噂されている魔物、そして一般家庭で突如起きた集団発狂事件とは――。
これはノーマンと彼を愛する4人の美しき少女の始まりの事件と、愛に至るまでのお話。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 990円(本体900円+税)
- ISBN: 9784049166552
シリーズ作品
一覧で見る
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
-
燃え尽きタコ2025/11/1916ネタバレありめちゃくちゃ面白かった。 完全に虚無状態の精神年齢零歳児ノーマンくんが1巻の状態になるまでの話、これまで見られなかった精神的にヤバい状態のヒロインズを心にもない言葉で口説くノーマン君のクソさが最高かつ、嘘を本当にする決意と実際に本当にできているという事実が凄く熱くさせる、最悪過ぎて好きと格好良くて好きの融合がいつも通り独特、虚無キャラが心を得ていくのいいよね。 ヒロイン関連の話は1巻でしてきたので薄め、でも善良さは凄く分かる。 事実よりも派手さを出すたえに記憶術による回想で未来時系列の情報が混ざっているっ
-
真白優樹2025/10/1513西部戦線で重傷を負い記憶と感情を失ったノーマンが、スフィアの命でバルディウムに赴任する、ビギンズナイトを描く最終巻。―――バケモノ達が出会い始まる、彼らだけの愛のカタチ。 ノーマンがなぜ今の状態になったのか、この関係に至るまでに何があったのかを描く巻であり、彼らしい大暴れも楽しめる、綺麗に畳まれていく巻である。始まりも語られ、彼らだけのゆがんだ愛も皆で受け入れて。これからも色々あるかもしれないけれど、きっとこのまま進んでいくのだろう。彼らだけの道を、どこまでも五人で。 うん、とても面白かった。
-
椎名2025/10/1411ネタバレあり完結、でいいのかな。一区切りとは書かれているけれど綺麗にまとまっている。それでも終わってしまうのは寂しい。ノーマンの過去編、ヒロイン四人との出会い編でありつつも零巻という形ではなくあくまで四巻としての物語に仕立てていたのは他にあまり見ない作りで面白かった。自己の喪失、そこから出会った四人の中に見出だした輝きを善性と形容し、それを本物にするための行動ではあったが、そうすることでそれを想う自分のこともまた確立させたのだと思う。喪にでも服してろ、最悪の台詞のはずだがめちゃくちゃ良い台詞だ。面白かったです。
-
FFLJAPANter2025/10/159上質なクラシックコンサートに来たかのような優雅な筆致でありながらも、最初から総立ちにならざるを得ない激しさを併せ持つ。ノーマン・ヘイミッシュ……ホントに良い主人公……あらすじ・伏線から予想され得ることは大体やってますが、予想外のこともきちんとしてくる……ただのハーレムもの主人公じゃないっすよ……気障な表現かもしれないが、アンコールがないのが非常に悲しい……次回作、お待ちしてます!!
-
MoriTomo2025/10/178ノーマンの過去とアンロウの少女たちとの出会いと交流を描いた始まりのエピソードから、どのようにして激重感情が芽生えたのかが分かる内容で、とても引き込まれました。 主人公の過去の境遇とヒロインたちの愛情の重さが丁寧に描かれており、現在の関係性にも繋がる展開に納得できて、タイトル回収も見事でした。 4人のヒロイン全員が魅力的で、その魅力を引き出す主人公の存在も印象的で、物語全体を通して感情の熱量が高く、テンポの良い展開と心情描写が心に残る、満足感のある素敵な物語でした。
powered by
レビューをもっと見る