バケモノのきみに告ぐ、 4
発売日 :
2025/10/10
ヒトとバケモノの誓いを描く、始まりにして最後の物語。
戦争で重傷を負い、王都の病室で目覚めたノーマン。しかし目覚めた彼には過去の記憶に関する実感は無く、恋人や家族に対しても何の感情も湧かなくなってしまっていた。
そんな彼に与えられた新たな任務はとある≪アンロウ≫の少女たちとの交流、そしてそれに端を発する様々な事件の解決だった。
エヴァーグレイス学園での生徒の変調、家出した少女を追う探偵、ヘルカート通りに出現すると噂されている魔物、そして一般家庭で突如起きた集団発狂事件とは――。
これはノーマンと彼を愛する4人の美しき少女の始まりの事件と、愛に至るまでのお話。
そんな彼に与えられた新たな任務はとある≪アンロウ≫の少女たちとの交流、そしてそれに端を発する様々な事件の解決だった。
エヴァーグレイス学園での生徒の変調、家出した少女を追う探偵、ヘルカート通りに出現すると噂されている魔物、そして一般家庭で突如起きた集団発狂事件とは――。
これはノーマンと彼を愛する4人の美しき少女の始まりの事件と、愛に至るまでのお話。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 990円(本体900円+税)
- ISBN: 9784049166552
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みんなのレビュー
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椎名2025/10/143ネタバレあり完結、でいいのかな。一区切りとは書かれているけれど綺麗にまとまっている。それでも終わってしまうのは寂しい。ノーマンの過去編、ヒロイン四人との出会い編でありつつも零巻という形ではなくあくまで四巻としての物語に仕立てていたのは他にあまり見ない作りで面白かった。自己の喪失、そこから出会った四人の中に見出だした輝きを善性と形容し、それを本物にするための行動ではあったが、そうすることでそれを想う自分のこともまた確立させたのだと思う。喪にでも服してろ、最悪の台詞のはずだがめちゃくちゃ良い台詞だ。面白かったです。
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コロンブス2025/10/131ネタバレありバケモノと化した四人のヒロインと主人公の邂逅を描く、シリーズの終幕にして起源の物語。たとえ人外の身になろうとも、人間的な優しさと正義を守ろうとする少女たち。自身が喪失したその善性を護るために、己の心と道を確立するノーマンの姿が魅力的でした。引き伸ばしや打ち切りも無く、一段落して完結を迎えたが故に、完結したことの嬉しさや残念さも一入でした。
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