86-エイティシックス- Ep.14 ペイント・イット・ブラック
発売日 :
2025/09/10
それは絶望の再現、されど彼らは――最終篇突入の第14巻!
ギアーデ連邦共和国。そこは日々、旧ギアーデ帝国が開発した無人兵器〈レギオン〉による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対し「我ら、世界に誇る正義たらん」の国是のもと、多大な犠牲を払いながらも周辺国に時に手を差し伸べ、時に手を取り、その脅威を退けていたのだった。
そう――あの日までは。
全戦線の同時崩壊から間もなく、前線の全兵に告げられた後退禁止の命令と後背に敷設された地雷原。征路を〈レギオン〉に、退路を人の悪意に鎖される在り様は“第86区”と呼ばれた戦場と何一つ変わらなかった。いち早く事態を察知したシンたち機動打撃群は、首都に“軟禁”されているレーナたちの支援のもと、リュストカマー基地を本拠に防衛線を構築。かつての轍は踏むまいと奮戦を続け、きたる〈大君主〉作戦実行の時に向けて、希望の火を灯し続ける。しかし苛烈な猛攻の末、ついに〈レギオン〉の魔の手がシンに及び、機動打撃群はかつてない危機を迎える――!
Ep.14『ペイント・イット・ブラック』
“悪意で塗りつぶされていく戦場で、俺たちが戦うべき真の敵は――”
そう――あの日までは。
全戦線の同時崩壊から間もなく、前線の全兵に告げられた後退禁止の命令と後背に敷設された地雷原。征路を〈レギオン〉に、退路を人の悪意に鎖される在り様は“第86区”と呼ばれた戦場と何一つ変わらなかった。いち早く事態を察知したシンたち機動打撃群は、首都に“軟禁”されているレーナたちの支援のもと、リュストカマー基地を本拠に防衛線を構築。かつての轍は踏むまいと奮戦を続け、きたる〈大君主〉作戦実行の時に向けて、希望の火を灯し続ける。しかし苛烈な猛攻の末、ついに〈レギオン〉の魔の手がシンに及び、機動打撃群はかつてない危機を迎える――!
Ep.14『ペイント・イット・ブラック』
“悪意で塗りつぶされていく戦場で、俺たちが戦うべき真の敵は――”
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 814円(本体740円+税)
- ISBN: 9784049161847
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みんなのレビュー
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なっぱaaua2025/09/2633ネタバレあり最終章開始。終わりの始まり。精神攻撃により主人公が殆んど活躍できない巻でもある。連邦市民に見放された86達だが、それでもそれを乗り越えようとする胆力が彼等たちにはある。ノゥ・フェイスが誰なのかが判明するなどいろいろと最終決戦に向け前に進むんだが、最後の最後でどういうこと?ってなって吃驚。解決の手法としてはありなのかもしれないが、大団円を目指すなら違いそうなんだけど、これを後数巻でどう料理していくのかが楽しみになった。レーナとシンの関係はどうなるんだろうか。
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和尚2025/09/1131ネタバレあり14巻、最終篇始動。面白かった! 再びの絶望の中で、足を止めたらもう歩けなくなるからと、絶望を殺せてしまう、そんな彼らのこれまでにも。笑えなくなったら負け。そんな言葉や、かつての戒めを一巻の時の彼ら彼女らの名前が出てくるのもくるものがありますね。 レーナがもう本当に開花して女王陛下ですね。シンとの関係性も、一巻の八十六区を思い出させられると、ライデン、セオ、クレナ、アンジュ。あぁ、ってなります。 それにしても色々回収され始めました、そして端々のふとした一行で泣く。どうか15巻も早めに読めますように。
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よっち2025/09/1027全戦線の同時崩壊から間もなく、前線の全兵に告げられた後退禁止の命令と後背に敷設された地雷原。悪意で塗りつぶされていく戦場に直面する第14弾。征路を〈レギオン〉に、退路を人の悪意に遮断される状況をいち早く察知して、首都に軟禁されたレーナたちの支援のもと、リュストカマー基地に防衛線を構築するシンたち機動打撃群。苛烈な猛攻の末、ついに〈レギオン〉の魔の手がシンに及ぶ厳しい展開で、第86区の記憶を呼び起こさせる絶望的な状況に、それでも諦めなかった姿には心揺さぶられましたね…。最後の急展開もまた気になるところです。
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らいおねる2025/09/1514待ちに待った新刊。本編の合間に出したAlterは本当に酷くて読み切ることなく止めました。不安になったけど本編は良い出来で安心しました。前巻から酷い展開になるかと予想してましたがまだまだ初期のような絶望感よりはマシです。表紙のレーナの顔が良い味出してますね。
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なみ2025/09/3013暗く淀んだ悪意。 今までとは異なる種類の新しい敵。 それでも。 死と隣り合わせの戦場を、幾度も戦い抜いてきた彼らは──。 久々の新刊でしたが、相変わらず面白かったです! シンもレーナも最高に格好良かったし、好きなキャラの活躍がまた見られたりもして、大満足の1冊でした。 レギオン側の戦い方も進化しているので、それを打ち破るエイティシックスたち、という構図も、毎回飽きずに楽しめます。 あと終章がすごいことになってました。続きが気になりすぎる!
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