悪役ムーブで青春リスタート! 悲劇のヒロインを金と権力で救い出す
発売日 :
2025/08/08
二周目の青春でも悪役。だけど今度は君を守るために!
親の金と権力で悪逆非道な高校生活を送っていた俺・九蒸飛一。だが「本物の息子」が現れたことで実家から追放される。そしてバイト生活をしていたある日、見知らぬ女性をかばい事故死した。はずだった――
目を覚ますと俺は、西暦2014年、高校生活の初日にタイムリープしていた。登校すると、教師に絡まれる同級生・叶宇灰璃を見つける。家庭環境にも友人にも恵まれず、なのに一周目の人生では最後まで俺に味方してくれて――俺が拒絶してしまった女の子。そうだ、なら俺が二周目の青春ですべきことは一つ。灰璃、お前を必ず幸せする。そのためなら。
「次に、俺の名を気やすく呼んでみろ。退学にしてやる」
いま再びの悪役ムーブで今度は君を守り抜く、痛快学園無双譚、開幕!
目を覚ますと俺は、西暦2014年、高校生活の初日にタイムリープしていた。登校すると、教師に絡まれる同級生・叶宇灰璃を見つける。家庭環境にも友人にも恵まれず、なのに一周目の人生では最後まで俺に味方してくれて――俺が拒絶してしまった女の子。そうだ、なら俺が二周目の青春ですべきことは一つ。灰璃、お前を必ず幸せする。そのためなら。
「次に、俺の名を気やすく呼んでみろ。退学にしてやる」
いま再びの悪役ムーブで今度は君を守り抜く、痛快学園無双譚、開幕!
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 792円(本体720円+税)
- ISBN: 9784049160574
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2025/08/1131「本物の息子」が現れたことで、親の金と権力で悪逆非道な高校生活を送る日々から追放された九蒸飛一が、高校生活の初日にタイムリープするやり直し青春小説。どん底の生活の中でただひとつ後悔していた、最後まで味方でいてくれたのに拒絶して死なせてしまったメイドの灰璃の存在。家庭環境にも友人にも恵まれない彼女を救うために、二周目を生きることを決意する飛一。たびたび窮地に陥る彼女を悪役ムーブで救い、灰璃もまたそんな彼の不器用な優しさにちゃんと気づいていて、一周目とはいろいろと違う部分も出てきたこれからの展開が楽しみです。
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アウル2025/08/1013ネタバレあり親の金と権力で悪逆非道な高校生活を送っていた飛一だったが本物の息子が現れた事で実家から追放された挙句にバイト生活を送り最後には見知らぬ女性をかばい車に轢かれてしまう。目を覚ましたら高校生活の初日にタイムリープしており、過去の過ちをやり直そうとするのだが...な話。悪役ムーブかましながらも周りの友人達にはツンデレと見破られながら学園生活を送っているのが良かったし、相手も悪役だと容赦なく(現金の)力を使用してやってるのが面白かったわ。目標も出来て一周目とは全然違う道になるがどうなるのか楽しみだわ。
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真白優樹2025/08/1511名家の次男として悪逆非道を尽くすも本物の息子の出現により追放され、高校の入学式の日にタイムリープした少年が、優しくしてくれた少女を守る為悪となる物語。―――持つ者ならば使い倒せ、悪として持ちうるその全て。 傲慢な悪として振る舞いつつ、同時に不器用な優しさを見せていく事で少女を救い、仲間が出来るなど一周目とは違う成果を生んでいく物語であり、一本筋の通った悪としての活躍がある物語である。悪としての道の供を得、挑むは悪としてすべてを掌握する事。遺された時間は約一年、果たして少年は為せるのか。 次巻も楽しみである
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リク@ぼっち党員2025/08/109ネタバレあり平成をぶん回してるのに金髪ツインテールでツンデレではない点だけは若干違和感あったけど、そこ以外は王道なダークヒーローモノで面白かった。一周目では肥大した自尊心のせいで取れなかった手を、二周目では絶対に手放さない。飛一側の信頼は当然だけど、記憶がないはずの飛一に対してそれ以上の信頼感を見せてくれる灰璃がとても可愛らしかった。悪役ムーブで敵はつくるけれど、少数ではあるけど心強い仲間もつくることで障害を排除していく。自分以外信じられなかった一周目とは明確に異なる道を歩み始めた飛一。真の意味で支配者になれるのか。
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椎名2025/10/238面白かった。設定自体はやり直し×悪役ムーブ主人公×差別的な学園ものというよくあるタイプの作品だが、テンポよく、かつ主人公の行動原理となる主軸があくまでヒロインにあるため過不足なく纏っていて気持ちがいい。主人公の悪役ムーブがヒロインを介してただの可愛いツンデレになっているせいでストレスフリーで読めるのも強い。ヒロインを助けるため、が第一だった主人公が、最終的に自分の幸福にも手を伸ばそうと“らしい”方法で成り上がろうとするラストも熱かった。是非続いてほしい。
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