探偵はもう、死んでいる。 13
発売日 :
2025/07/25
「でもそんな世界で、私たちは手を取り合って生きている」
二人の名探偵とその助手の俺・君塚君彦は、ダニー・ブライアントの亡霊を擁する《未踏の聖域》の襲撃を退けた。
しかしそれは敵の計画の始まりに過ぎなかった――
「《特異点》であるお前ならば、その次元さえも超えられるだろう」
俺が目を覚ましたのは見知らぬ荒野。
空に浮かぶ謎の衛星、襲いかかる奇怪な生物、さらに出会ったのはなぜか幼い姿をした二人の探偵で……?
「ね、ねえ。あの人、なんか怖い」
「近づいちゃダメだよ。あれは変態の目をしているからね」
それから始まる三人の珍道中。
もう一つの世界で今日も俺は探偵たちと旅をする。
これは、聖域の秘密を、女王の過去を、そして――《特異点》の本当の罪を知る旅。
しかしそれは敵の計画の始まりに過ぎなかった――
「《特異点》であるお前ならば、その次元さえも超えられるだろう」
俺が目を覚ましたのは見知らぬ荒野。
空に浮かぶ謎の衛星、襲いかかる奇怪な生物、さらに出会ったのはなぜか幼い姿をした二人の探偵で……?
「ね、ねえ。あの人、なんか怖い」
「近づいちゃダメだよ。あれは変態の目をしているからね」
それから始まる三人の珍道中。
もう一つの世界で今日も俺は探偵たちと旅をする。
これは、聖域の秘密を、女王の過去を、そして――《特異点》の本当の罪を知る旅。
- レーベル: MF文庫J
- 定価: 814円(本体740円+税)
- ISBN: 9784046849793
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みんなのレビュー
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よっち2025/09/0121ダニー・ブライアントの亡霊を擁する《未踏の聖域》の襲撃を退けた2人の名探偵と君塚君彦。見知らぬ荒野で目を覚ました彼が、探偵たちと旅をする第13弾。もうひとつの世界を3人で旅する中で遭遇する空に浮かぶ謎の衛星、襲いかかる奇怪な生物、そしてなぜか幼い姿をした2人の探偵。未踏の聖域の秘密や特異点の力を知り、女王アリシアの過去が明らかになっていく中、あまりにも重い運命を背負ってしまった《調律者》たちの別の人生を観測した先に残酷な真実に気づく君彦でしたけど、それを知った彼らがどうするのか続巻に期待したいところです。
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如水2025/09/2616本巻は何といっても君彦、アナザーエデンへ踏み入る!!でしょう。其処で『特異点』と言われた彼の『罪』が明らかになります。確かに事情を知っている人から見れば「見えぬ厄災」と揶揄されるかも知れませんが…どんな『罪』なのかは本文を読んで頂くとして、ふと思ったのが、「望む事をせず、全てが遅かった、知った後だったから行動を起こさなかった」○○は『ただの逆恨みじゃね?』とも取れるのですが…う~ん、本人が望んで行動していればもっとグチャグチャな世界(と言うかこの小説自体がカオスになりそうな💦)が展開していたかと思うと…
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なみ2025/08/0810君彦はもうひとつの世界《未踏の聖域》に飛ばされ、幼い名探偵たちと共に旅をすることに。 異なる未来をたどった《未踏の聖域》で、あまりにも重すぎる運命を背負う《調律者》たちの別の人生を観測した先に、君彦は残酷な真実を知ってしまう。 絶望に打ちひしがれますが、世界が異なっていても味方になってくれる頼もしい仲間と出会い、希望の種を蒔いていく姿が印象的でした。 いよいよ最後の戦いへ、ということで、次の巻もめちゃくちゃ楽しみです!
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みどり2025/08/049ネタバレあり未踏の聖域がメインのお話。君塚はそのままで、未踏へ行ってしまうから、視点は君塚視点なのだけれど、並行世界としての未踏の聖域での、それぞれの経緯や、終幕?が切ない出来事になっている。このまま、君塚は元の世界に戻るのか、未踏の聖域を作り出したのが、本当に君塚の「欲」によるものなのか、渚やシエスタはどうなるのか?と次巻が待ち遠しい。
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とってぃー2025/07/287未踏の聖域は何か、女王アリシアの過去が明らかになる本巻。特異点の力を知り、君塚の願いが未踏の聖域に起こした惨状に言葉が出ない…。罪を知って踏ん張る姿は懸命で良かった。未踏の聖域の多くのキャラが登場するが、子どものシエスタと渚が可愛かった。可愛さを知るとその真実がなかなかに辛いですが…。未踏の聖域の人物達は君塚視点の世界とは異なるものの、想いは似通っおり感慨深いものがありましたね。未踏の聖域を知った君塚、シエスタ、渚はどうするのか!次巻も期待です。
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