この青春に、別解はない。 デルタとガンマの理学部ノート 2

発売日 : 2025/07/10
理系部活×日常の謎、第二弾。さあ、青春のフィールドワークへ。
 生物部に入った出田たち四人が発見した、50年前の怪しげな報告書。かつての部員たちが「天狗の怪異」とされる現象を科学的に調査したというレポートからは、なぜか肝心の結論部分が抜け落ちていた。まるで後輩たちに向けて、続きを調べろと訴えるかのように。

 失われた真相を確かめるべく、連休を利用して実地調査を敢行する四人。森を探索し、夜の神社を歩き回り、宝物殿に伝わるミイラさえも観察しながら、伝説を科学的に検討する二泊三日の合宿が始まった。

「こんな調査がしてみたかったんだ。同い年の、同じ趣味の人たちと」

 それは紛れもなく理系の青春だった。しかし怪異の真実を追う中で見えてきたのは、彼らの日常を壊しかねない不穏な秘密で――?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 858円(本体780円+税)
  • ISBN: 9784049162288

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

電撃文庫の新刊

  • アクセル・ワールド 28 夜の女神
    アクセル・ワールド 28 夜の女神
    クロウの次なる戦場は、夜の女神ニュクスの居城、代々木公園地下大迷宮!
    川原礫 (著者) / HIMA (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする
  • 悪役ムーブで青春リスタート! 悲劇のヒロインを金と権力で救い出す
    悪役ムーブで青春リスタート! 悲劇のヒロインを金と権力で救い出す
    二周目の青春でも悪役。だけど今度は君を守るために!
    左リュウ (著者) / ふじ子 (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする
  • あの夏に捧ぐ逢いことば
    あの夏に捧ぐ逢いことば
    『星が果てても君は鳴れ』著者が紡ぐ、ひと夏の逃避行。
    長山 久竜 (著者) / jizell (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする
  • あのとき育てていただいた黒猫です。
    あのとき育てていただいた黒猫です。
    「癒やし」と「つながり」を求めるすべての人へ――
    蒼井 祐人 (著者) / きみしま青 (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする
  • 今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました 1
    今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました 1
    最も近くて最も遠い、周回遅れの恋を始めます。
    丸戸史明 (著者) / よむ (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • 雪紫
    2025/07/28
    「天狗の正体について」。科学的視点で解釈されたはずのレポートの結論は抜け落ちていた。結論を知るため、生物部はフィールドワークを開始する。コミカライズを含めれば逆井さん3ヶ月連続出版!しっかりとした民俗学的フィールドワークの科学的解釈が途端に物騒かつきな臭いものになるのなんなんだ・・・(白目)。昔も今も日知くんを駆り立てた怒りと真意が明らかになる「あの一行」。ゾッとするとともにまさしくこの話が「青春ミステリ」だったのが明らかになる煌めきよ・・・このまま眩しくあれ。
  • よっち
    2025/07/10
    生物部に入った出田たちが発見した50年前の怪しげな報告書。なぜか肝心の結論が抜け落ちていて、その真相を確かめるべく実地調査を敢行する第2弾。天狗の怪異とされる現象を科学的に調査したレポートの続きを調べるべく、連休を利用して森を探索し、夜の神社を歩き回り、宝物殿に伝わるミイラも観察しながら、伝説を科学的に検討する二泊三日の合宿。そんな楽しいフィールドワークの中で、彼らの日常を壊しかねない不穏な兆候を見出していく展開で、真相を追ううちに思わぬ事態に発展する中で覚悟を決めていく何ともほろ苦い結末が印象的でした。
  • 和尚
    2025/07/11
    科学に民俗学の組み合わせは好きすぎます。 前半は少しほのぼのとしたお話。それも面白かったのですが、何より後半の禁足領域に踏み入れ、想定して調べては更に明かされていくワクワク感がとても良かったです。一巻の雰囲気とはまた一味違った二巻でしたが面白かった。三巻も益々楽しみです。
  • わたー
    2025/07/25
    ★★★★★面白かった。高校生たちの理系青春ミステリだと思って甘酸っぱさを噛みしめながら読んでいたら、ガッツリ社会派ミステリへとシフトしてアイエエエエエエエエエ……となったものの、作品としては完膚なきまでに面白いのが狡い。主人公たちが2年生のときの生徒会長選挙にて、立候補者を誹謗中傷する貼り紙が貼られるという事件が起きた。そこに書かれていた「天狗祭事件」に関する出来事を描く2巻。主に語られる時間軸は1巻の続きだが、現在から過去を追想する構成になっている点は1巻と同様。
  • のれん
    2025/07/14
    ネタバレあり
    前作から一貫して、作者には弱者を救済する知的エリート思考があるように思える。 例えるなら戦後直後の旧帝大学生や官僚のような感じか。舞台が氷菓オマージュなのもあって、大企業の持つ権益に屈する学園に自治正義を掲げ戦う学生という構図が、学生運動にすら感じる。 もちろんそこまで過激にはしてはいないが、超常現象フィールドワークの最後が凄い地方政治の闇になったり、政治背景に2010年代に実在した太陽光発電の固定買取価格制度を使ったりと、現代政治批判が見えるのは驚き。 定期的にこういったラノベが出てくるのは歓迎したい。