電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
-
海猫2015/09/28100やりたいことを全部詰め込んだら、濃い内容になってしまいましたという感じ。細かいガジェット全てに愛があるし、ライトノベル版スパイアクションから始まって冒険SFにエスカレートしていく様などやってることは好みで実にたまらない。なかなかに面白い趣向。一冊の本として展開するには、ちょっと慌ただしい感じになっているのが惜しいところ。アイデアはとても良いので作品を重ねて磨かれたら洗練されそうだが、今のところ著作がこれ一作なのは残念。ラノベというよりジュブナイルといった作風も良いと思うので、なんらかの形で次作を期待する。
-
1_k2012/10/125かなりの力作だけれども……長い……地味……堅い……。技量的には文句なしでも、読みにくいわ長いわつまらないわで結構きつかった。もうちょいコメディ要素とかラノベ的な外連味とか読みやすくなる味付けをしてくれると、最後まで楽に読めるのだが。ラノベの読者って、わたくしのようにドMで苦行を求めている人ばかりではないはずなので。
-
Dobject2012/10/115本当に癖が強い学園スパイSF小説というある意味でラノベらしい、ごった煮ラノベ。表紙絵の女性は作中においてほぼ出てこず、サブヒロインのように紹介されるメインヒロン阿木良瑞穂、なによりサブキャラの元いじめられっ子現風紀委員の和鳴亜子が一番女性キャラとして出てくる。ストーリーもギャグものでなく、真剣にスパイを主人公が行う。この辺は好感度が高かったが、個人的に購入の要因になった脳内情報共有システム『OZ』というSF設定がかなり強引で、SF設定が目的で買うのはお薦めしない。ただストーリー展開は面白いので次作に期待大
-
スター2012/10/144全体的に堅い文章だったと思う。内容は個人的に大好き。もう少し読みやすくなるといいなかと思う。次巻に期待
-
bluets82012/10/144学生諜報員の話が突然SFになった。話が予想外の方向に行くのはいいんだが、前半が諜報の後半はSFのと全体的に説明だらけで堅苦しくて流れがない。それに背景はスケールの大きいSFなのに、生身でやってることは子供の喧嘩に毛が生えた程度というズレも気になる。
powered by
レビューをもっと見る