剣の女王と烙印の仔 4

発売日 : 2010/01/01
プリンキノポリ奪回の戦勝祝典をひかえ、ミネルヴァはクリスを街へと連れ出す。さまざまな想いと絆を描いた本格ファンタジー。
プリンキノポリ奪回戦で勝利を収めた銀卵騎士団。戦勝祝典をひかえ、ミネルヴァはクリスを街へと連れ出した。いつもとは違う可愛らしい服に着替えたのに、気がつかないクリスにやきもき。まるでデートのような時間を過ごす二人はどこかぎこちない。そんな時間を楽しみ二人は仲間であるジルベルトを見かけ息をのむ。彼の胸で黒く光る薔薇の紋章は、敵対する聖王国軍の警察部隊「黒薔薇騎士団」のあかし。ショックを受け帰城した二人にフランチェスカはクリスの烙印の力を利用した危険で恐ろしい作戦を打ち明ける--! さまざまな想いと絆を描いた本格ファンタジー第4弾。
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 638円(本体580円+税)
  • ISBN: 9784840131629

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みんなのレビュー

  • よっち
    2014/06/17
    戦勝祝典を前にしたつかの間の休息。ジルは聖都に向かい、ニコロはひっそりと姿を消し、先の戦いが騎士団の面々に影を落とす中、不眠不休で孤独に覇道を突き進むフランのお話でした。最初ミネルヴァとクリスの初々しい場面を見た時、今巻は休息回なのかなと思ったんですけどね。まさかあそこまでやるとは思わなかったのでビックリでした。計略を見抜かれて絶体絶命の危機にジルが間に合って、ミネルヴァの心の叫びは届いたとは思うのですが。。。ジルらの師匠も敵に回りそうで、状況からして今よりより厳しい戦いになりそうな予感しかしませんね。
  • 謡遥
    2013/05/19
    ミネルヴァとフランチェスカのやり取りにぞくぞくします。いいですね、悶々として。そしてジュリオは決心する。が、みたいな。カーラさんが怖いです。
  • 晦夢
    2014/01/07
    クリス影薄いよ。ニコロは去り他の面子はより結束を強くしたと言ったとこかな。ミネルヴァ可愛い。
  • 刻猫
    2012/06/14
    イラストが綺麗になった。この巻では、周りの人物の背負っているものの重さが描写された印象。前巻でも、フランの重圧に関しては書かれていたけど、更に掘り下げていて、共感しやすい。始めて焦点を当てられた勢力もあって、思惑が複雑に絡み合い、先が気になる。また、オルクスとテュケーの力の全容と、物語における役割も見えてきた。あと、師匠はやはり、ジョーカーキャラなのね。
  • Mu@仔羊堂
    2011/08/15
    シリーズ第4巻はフランチェスカに焦点が合わされた巻だった。誰もが誰かのために戦っている本作の登場人物たち。クリスやミネルヴァはただ一人のために戦っているけれど、フランは自分の野望のためといいつつけれどそれは全ての人のために戦っているのだ。そのために一人苦しい孤独な戦いを身に引き受けて。その強さと悲しさが胸に響く。そして、ラスト近く、そんなフランチェスカの苦悩を分かち合おうとするミネルヴァの熱い思いに胸が熱くなった。やっぱりこの物語はいい!新たな命運が動き出したこの後の展開も目が離せない。