灼眼のシャナ 16

灼眼のシャナ 16

発売日 : 2007/11/25
私の大切なミステスが、今日、消えた。
クリスマス。 一人の少年が消えた。 根源たる “存在の力” を失い、いなかったことになった。 ゆえに、その欠落は誰にも気付かれず、忘れ去られた。 消滅してしまったモノは、二度と戻ってこなかった。 そうと知ってなお、シャナと吉田一美は、彼の生存を信じ続ける。 場所は変わり、人知れず浮遊する移動城砦 『星黎殿』 内部。 一人の少年が空(から)であった玉座に着いた。 周りに控える “紅世の徒” らから、「盟主」 と呼ばれたその少年は、一同を睥睨し命を下す。 「盟主」 たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは無かった。 そして、古(いにしえ)の王 “祭礼の蛇” を奉迎した 「仮装舞踏会(バル・マスケ)」 は、“大命” へと静かに動き出す……。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 561円(本体510円+税)
  • ISBN: 9784840240611

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みんなのレビュー

  • Yobata
    2014/06/13
    クリスマスの日、悠二の存在が消える。母親である千草もクラスメイトもいなくなった悠二のことを不自然に思わない世界の中で、シャナと一美は残された手紙を頼りに悠二の生存を信じていた。そんな御崎市に紅世の徒と同じ気配を持つ人物が来訪する。それは「大命」へと動き出したバルマスケの盟主“祭礼の蛇”であり…。悠二が「創造神」“祭礼の蛇”と同一化してから第一話。祭礼の蛇化した悠二はシャナだけでなくマージョリー,ヴィルヘルミナのフレイムヘイズ三人同時でも圧倒するほど強いんだけど、相手の気持ちも考えず自分の判断で勝手に→
  • 燃え尽きタコ
    2023/05/24
    ネタバレあり
    悠二ラスボス化から急激に面白くなってきた。 個人的に悠二消えた後の方が日常組が魅力的なの非日常に組み込まれたんだなって悲しいものがありますね。 今までの誓い、約束が最悪の結実を繰り返す終盤良いね。
  • 2021/10/08
    ハワイの番外編だった前巻から現代の本編に戻る。悠二が祭礼の蛇と同一化したことで消えたトーチ同様一般人は悠二の存在自体綺麗さっぱり忘れてしまう。祭礼の蛇と同一化することで強くなったうえで君を守りたいとか言われてもなーそういうんじゃないんだよなーとしかならへんやろ…そして事実を知ったことで精神崩壊したマージョリーはこの後どうなるのか…
  • ソラ
    2008/03/01
    【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 一人の少年が空であった玉座に着いた。鎧った凱甲、靡く衣、その全てが緋色で、頭の後ろから漆黒の竜尾が伸びている。周りに控える“紅世の徒”らから「盟主」と呼ばれた少年は、一同を睥睨し、そして命を下した。「盟主」たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは、無かった。古の王“祭礼の蛇”を奉迎した「仮装舞踏会」は、「大命」へと静かに動き出す。
  • ササキアンヨ
    2016/07/19
    ネタバレあり
    再読。坂井悠二襲来の回。あれだけ知略が優れてたヤツに実力が付いたらとんでもないことになるってことの実例。ここまで来たんだよの場面が好き。アラストールも絶句する彼の行動理念が間違ってはないのに彼らとは致命的に立場が異なるからこその悲劇。