ウィザ-ズ・ブレイン 5 〔下〕 賢人の庭

ウィザ-ズ・ブレイン 5 〔下〕 賢人の庭

発売日 : 2005/09/25
魔法士の子供たちを救うため、危険な脱出劇が今始まる!
祐一、ディー、セラの協力を得て、サクラと真昼は、《賢人会議》に身を寄せる魔法士の子供たちを連れ、シティ・メルボルン跡地からの脱出を計画する。
 一方、イルが所属するシティ・モスクワ軍は、ついに、《賢人会議》へと繋がる情報を手に入れる。
 シティ存続のためだけに生み出され、殺されてゆく子供たちを命がけで救おうとするサクラ。
 シティなしでは生存できない弱き人々を守るため、同胞を殺す痛みに耐えながら闘い続けるイル。
 正反対の生き方を選んだふたりの道が今交錯する!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 737円(本体670円+税)
  • ISBN: 9784840231473

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みんなのレビュー

  • ひめありす@灯れ松明の火
    2014/06/20
    瞋恚の炎が、永久凍土と同じ茶色の瞳の中で燃えた。鋼の決意が絶たれた空と同じ青い瞳に輝いた。黒いツインテイルが飾り羽の様に踊る。白髪が淡い光を纏う。黒の外套が翼に、白いジャケットは尾鰭に。春の園の中、白と黒。決して相容れぬ二人の戦い。この美しい桜の花の下、何もかも忘れて共に永久に時を過ごせたら何と愉快な事だろう。なれど開けずには居られぬ運命の箱。シュレディンガーの猫が飛び出した後の箱には、一体何が残るのか。『希望』か『絶望』か。始まりの終わりは、終わりの始まり。さあ『ウィザーズ・ブレイン』を始めましょう
  • まりも
    2014/11/06
    熱いバトルの連続。上巻でのサクラは自分の出した犠牲を無視して理想に突っ走るだけだったけどイルに敗北し自分の罪に向き合えた事で「覚悟」を持てたのは良かった。お互いの信念が簡単には否定出来るようなモノじゃなくなりましたね。それでも自分の信念の為に自身が傷付く戦闘方法を選んだイルの方が個人的には好きです。セラを護る為に手を汚す事を覚悟したディーとディーに「人」でいて欲しい為に彼を「赦さない」と誓ったセラ。主要人物の立ち位置が決まった事でいよいよここからが本番といった感じに。次巻も楽しみ。
  • 晦夢
    2015/03/18
    めちゃくちゃ面白い。シティの人々のために戦うイルとシティのために犠牲となる魔法士のために戦うサクラ。消して交わらない二人は激しくぶつかり合う。ディーはセラにために手を汚しそしてセラの居場所のためにサクラに協力する。真昼と月夜も道別れ、皆それぞれがそれぞれの方向に進む。次巻も非常に楽しみ。
  • deltazulu
    2010/07/25
    犠牲を良しとするか、それとも居場所を作るか。二つの正義はどちらも間違っていないだけに迷うことだけれど、血まみれになりながら、ぼろぼろになりながら、それでも胸の内をよりどころに戦い続ける二人が、美しかった。そしてもうひとり、手を汚してしまったディーの決意は、もしかしたらという不安を抱いたけれど、「きらいです」という、上巻でも聞いた言葉が、まるで別の意味に聞こえる恋があれば大丈夫だと思いたい。宣戦布告に血が踊り、月夜はどうなるんだろうと思い。続きが楽しみ。
  • nob
    2019/03/09
    賢人会議編後編。マイノリティの魔法士を救おうとするサクラとその他大勢を救おうとするイルの理想がぶつかり合う。どちらも間違ってないのに…、。アクションシーンがもりだくさんで、特に十二章、ディーとセラも一歩成長し、イルとサクラの戦いの終結まで、とにかく手に汗握る白熱ぶりだった。そして、最後のシーンのサクラが格好いい。『〈賢人会議〉は世界中のシティに宣戦布告するー』世界を敵に回し、いよいよ本格的に物語が始まったと感じた。本当に素晴らしい一冊だった。