After days リバ-ズ・エンド

After days リバ-ズ・エンド

発売日 : 2004/06/25
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 561円(本体510円+税)
  • ISBN: 9784840226844

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みんなのレビュー

  • 凜音
    2023/08/17
    ネタバレあり
    読了 あれから1年彼らはどんな生活を送っているのか。苦しい戦いを選択を乗り越えた彼らのアフターストーリー。リバースエンドはこの青春というか日常風景というかSFやセカイ系要素が入り込まない内容の方が大好きな要素だったんだなと思ってしまうくらい素晴らしいアフターストーリーでした。スクールから旅立った彼らはやはりそれぞれに悩みを抱えつつ、あの苦しかった日々に思いを寄せる。スクールにいた時は望んでいたはずの日常。そんな求めた生活の中でもやはり仲間と過ごしたあの不自由な場所を思い出す。そんな感情が非常に心に染みる。
  • スー
    2017/08/16
    ネタバレあり
    あの出来事のその後。スクールは廃止され、それぞれの生活を始めた子供たちのお話。あれだけ抜け出したかったスクールだけど、彼ら彼女らの心に残した影響は大きくて、事あるごとに思い出してしまう。本編はSF要素が多かったためか心の内面の描写だけに絞ることができなかったけど(それでも十分でしたが)、本作はありふれた日常の中で揺れ動くそれぞれの心の機微が丁寧に描かれていると感じました。あれから一年後、自らが守った「くだらなくて素晴らしい日常」の中で再開した彼らは何を話したのでしょうか?最後まで透明できれいな物語でした。
  • 書庫の番人
    2017/06/22
    全てが終わった各々のその後の話で、面白かったけど、全員じゃないのが残念なような想像の余地があって良いような感じ(*´ー`*)
  • 吉野ヶ里
    2014/03/10
    面白かった。やっぱり、橋本先生はこれぐらいの日常系を書かせるとすごい。そして地力の上がり方。 リバーズエンドという作品を追っていて一番面白かったのはそこかもしれない。橋本紡という作家の成長の軌跡が如実に現れている。 最初の方にあった悪い意味での青臭さと書かれているものは同じような内容なのだけれど、味付けの仕方が上手くなったからか、それが強みになっている。 相変わらず、七海派。あと、茂と孝弘が若干可哀想。もっとスポットライトあててあげて、、、 橋本先生の言う通り、これは独立して一つの物語だと思う。
  • 橘梓弓
    2016/09/12
    今さらだけど、SF要素必要だったんかなあ…。色んな設定がなかったことになっちゃってるし、ただ単に「閉鎖環境に閉じ込められた少年少女の物語」でよかったような気がするんだよなあ。これだけ読むと普通の青春を送ろうともがいてるってだけだし。/拓己はこの唯をどう受け入れていくんだろう。以前の唯とは違うことを、自分の中でどう折り合いをつけていくんだろうか。それは拓己にしかわからないことで、おそらく作者も知らないこと。