終わりのクロニクル 1 下

終わりのクロニクル 1 下

発売日 : 2003/07/25
1st-Gとの全竜交渉の結末が明らかに!!
祖父の遺言により、10個の異世界との戦後交渉を任された佐山御言。この交渉に成功し10個の概念を解放すれば、マイナス概念の加速で滅びようとしている自分たちの世界が助かるという。
 佐山は、この交渉権を本当に引き受けて良いものか迷いながらも、一個目の異世界1st‐Gとの戦闘に巻き込まれていく……。
 10個あると言われる概念世界と、この「世界」の間に過去何が起こったのか。現代にまで残された遺恨を解消し、佐山は無事1st‐Gとの“全竜交渉”〈レヴァイアサンロード〉を果たすことができるのか――!?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 803円(本体730円+税)
  • ISBN: 9784840224079

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みんなのレビュー

  • まりも
    2017/02/23
    1st-G編下巻。全竜交渉が始まり、各地で1st-Gとの激戦が起きる話。ふむ、ようやくエンジンがかかってきましたね。物語の密度は相変わらずの濃ゆさですが、戦闘シーンの熱量もそれに比例して高まっているので、不思議とページを捲る手が止まりません。しっかりと間に下ネタを挟み込むのも流石。新庄弟の確認の仕方には笑わせてもらいました。チーンコ引っ張んなや(笑)シリアスとコメディのバランス最高やね。壮大な世界観を舞台にした全体的に竜交渉もまだ始まったばっかやし、今後が楽しみです。次巻も早めに読もう。
  • Yobata
    2015/10/06
    10のGとの交渉で概念を解放すればマイナス概念による崩壊が避けられる事を知った佐山は、自身が悪役として全竜交渉の担い手を引き受けていいか迷うも、1st-Gとの戦闘は始まってしまう…。1st-G編下巻。和平派との交渉戦,佐山の葛藤,市街派との激戦。和平派との交渉戦は録音機器の裏のかき合いや文字概念の世界に紙をもたらすなどの展開は面白かったけど、実は大城の仕込みであって佐山も本気ではないとなるとちょっと冷めちゃったなw佐山が本気になれない理由。正しく間違える悪役を演じるためには常に正しい人が傍にいる事。→
  • 朝夜
    2014/01/08
    『――諸君!今こそ言おう。……佐山の姓は悪役を任ずると!』読了。えぇ、一巻の感想で佐山の正気度が高めと言ったが自分の非を認めて前言撤回を行ってもいいかね?(マテ まぁ、何はともあれ第一の終わりを知り全竜交渉が本格的に始まりました。Tes.(テスタメント)の言葉の意味の重さが境ホラを読んでたときより理解できたかな。悪人ではなく悪役となり、自分と正逆の新庄と正しく間違っていく事を決めた佐山のこれからの活躍に期待しましょう。
  • KEI
    2012/06/10
    古本購入。全竜交渉開始!!佐山の姓は悪役を任ずる。自分が悪役であり、間違っているということを確かめるために正逆の存在を求める。どこか『境界線』に通ずる、二人の特殊な関係が面白い。やはりキャラの魅せ場を作るのが上手いなー。佐山君はトーリと比べて意外性がなく派手さもない印象だが、あのいざというときに何かしてくれるんじゃないかって感じがする。交渉も実働もとなると、かなりのスーパーキャラになりそうだww しかし、トーリはストレートな変態だったが、佐山君は見事なまでの変態紳士だな。次巻にも期待。
  • 光心
    2015/09/01
    ネタバレあり
    やっと佐山が覚悟を決め、全竜交渉が始まる。正しき間違えと過つ正しさ、正逆の存在だからこそ互いを支えることが出来る。問題は二人が前を向けるか。 これにて1st-Gとの交渉は終わりっぽいですけど……ハーゲン翁かっこいいなぁ。たとえ負けると分かっていても戦わなければならない。それこそが誇りなのだから。掛け合いも面白かったので、このまま続刊を読んでいこうと思うのですけどやっぱ厚いですよねw あと、新庄弟の確認の仕方は、あれアウトだろ絶対w