パンツァ-ポリス1935(5版)

パンツァ-ポリス1935(5版)

発売日 : 2001/02/01
第3回電撃ゲーム小説大賞《金賞》受賞作!!
ナチスドイツが危険な脈動を始める時代、この異世界の“ベルリン”でも、宇宙を目指す青年が現れた。
 彼の名は、ヴァルター。この世に恐れるものはない!ってな感じの傲岸不遜な青年である。
 彼は頑固一徹の技師パウルとともに、大気圏脱出が可能な超常識飛行戦闘艦カイザーブルクを完成させるが、おかげでドイツ軍に追われる羽目に。軍はカイザーブルクの圧倒的な戦闘力に目を付けたのだ!
 変形成長する飛行戦闘艦。光剣で斬りむすぶ空中戦と、数多くのアイディアを盛り込んで、第3回電撃ゲーム小説大賞《金賞》受賞作がついに発進!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 598円(本体544円+税)
  • ISBN: 9784840205573

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みんなのレビュー

  • 緋莢
    2020/11/18
    著者のデビュー作で、第3回電撃ゲーム小説大賞(現・電撃小説大賞)金賞作品。ちなみに、この回は大賞作品は出ていません。1920年。ドイツが史上初の有人宇宙船を打ち上げに成功するも、トラブルにより、重力圏外へ飛び出してしまう。それをきっかけに、世界が宇宙へ目を向けるのを止めて、15年が経過。青年・ヴァルターは、大気圏脱出が可能な超常識飛行戦闘艦「カイザ―ブルク」を完成させる。しかし、それを狙ってドイツ軍が動き出し…(続く
  • 蛇の婿
    2014/11/08
    古き良きライトノベルw 男の子なのでこういう話は大好きですよw いろいろいろいろ突っ込むべきところはありますがこれは敢えて勢いでガッと読んで「ああ面白かった!」でいいのだと思います。…続巻に期待w
  • 凜音
    2024/04/08
    読了 最初の数ページで涙腺崩壊した人で御座います。"ベルリン"で宇宙を目指す傲岸不遜青年ヴァルターが飛行戦闘艦カイザーブルクを開発。その力に目見つけた軍に追われることに…夢を目標を追いかける者達がその意志を胸に宇宙を翔け通す物語。"近接空戦"と"自己進化飛行戦闘艦"そして"宇宙"。ロマンがギュッと詰め込まれた物語でした。飛行戦闘艦による激アツ"近接空戦"はその疾走感と血潮が湧く熱さに焼かれました。読み進めると見えてくる関係性もスタートでボロボロになったこともあって効きますね…。構図はシンプル。夢を追う者。
  • ちゃか
    2016/06/07
    鈍器製造職人、川上稔の出発点。ゲーム小説大賞の金賞受賞のデビュー作。 昔から変わらないなぁ、という安心の雰囲気を感じます。精霊式機関という流体が結晶化した「精霊石」で動く機関が存在して。それを利用した兵器なんかも多く開発された世界。ただ、コレは便利な一方で、精霊石が月の光に共鳴し出力を暴走させてしまうという性質ももっていて。人類初の友人宇宙船の打ち上げに失敗したこともあり、宇宙へ行く方法を模索することは諦められてしまった。けれど。折れずに備え続けた男も居て。
  • TEANの残骸
    2013/11/19
    氏の作品は境ホラが初。なので比べてしまうとシンプルな感じはするが、部分部分のやり取りなんかを見ると、やはり知っているノリですなぁ・・・。年代、というか、順番というか・・・的には境ホラなんかよりもさらに後の時代でしたっけか、絵だけみてカイザーブルクがなんか双嬢とかの強化機殻っぽいなーと思ったりで。まぁ、サイズは比ではありませんでしたが。 これの少し前に連射王を再読していたからか、登場人物達の『本気』がより伝わってきたような気がします。