花守の竜の叙情詩

発売日 : 2009/06/25
俺は、私は、この手を離さない――切なさが胸をしめつけるファンタジー!
王位継承に敗れた第二王子。そして、その王子の国が侵略した国の王女。支配した者とされた者。互いを憎みながらの長い旅が始まる――。「紅牙のルビーウルフ」の淡路帆希が贈る、宿命のファンタジー!

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みんなのレビュー

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
    2012/04/26
    オクトスの王女・エパティークは隣国・エッセウーナによって国を滅ぼされ囚われの身となった。一方エッセウーナの第二王子・テオバルトは第二王子ということから微妙な立場で・・。シリーズ第1弾。サラリと読めました。他国に嫁ぐことを前提に育てられてきたエッセウーナ。当然のことながら民の生活ぶりを全く知らずに育ち、自分が民からどう思われているかなど知る由もありませんでした。そんな彼女の姿が『十二国記』の楽俊と出会う前の祥瓊とダブって仕方がありませんでした。続編ではどういった展開になっているのか楽しみです。★★★
  • まりも
    2016/09/19
    再読。妾腹の為、味方のいない第二王子と、敵国のお姫様が、伝説の銀竜を呼び出す為の旅に出る物語。切ない、切なすぎるぜ… 王位継承争いで帰る場所のない王子と、生贄として囚われた王女。最初は互いに憎しみ、敵視していた二人が孤独な旅の中で出会った一人の女の子をきっかけにして、お互い成長し想い合うようになる姿はとても素晴らしく、何度読んでも胸にグッと来る。大切な人を守る為に、別れなくてはいけない。そんな結末はとても悲しく切なかったけど、そういう部分も含めて感動できる良作ファンタジーだと思います。次巻も再読予定
  • さや
    2020/02/14
    ネタバレあり
    ★★★★☆支配した者とされた者の2人が、ある目的を果たすために旅する物語。テオがポーラに「姫として何も知らなかった罪」を糾弾したけれど(まるで某大作の某公主のよう)、自身も自身の妹もその地位に対する責任を負っていないだろうに…と複雑な心境になってしまった。エレンという幼子を旅の共に入れたことを切っ掛けに、互いの認識が少しずつ変わっていく。この旅の終着点はポーラの死。でもポーラを死なせたくないと二の足を踏みだしたテオと、テオ達の為に死を決意したポーラが切ない。心を通わせた2人が再び会えるといいのだけど。
  • 磁石
    2015/07/30
    ネタバレあり
    何も知らない怠慢な箱入り姫様と、どこにも居場所がなく誰からも必要とされていない邪魔者王子様。あらゆるものを剥奪され信じていた人々からも裏切られる、孤独な二人。そんな二人が、実在するのかどうかもわからない伝説に向かって旅をする。追い立てられた、と言ったほうが正しいのかもしれない。だからどちらも不平と不満しかない。でも互を知り、少しずつ変わっていった。大切な人になった。だけど、別れなくてはならなかった。奪われ諦めるだけの人生、それでも確かに消えないものがある。久しぶりに切ないラブストーリーを見せてもらった。
  • 白義
    2014/11/08
    途中はスキップ気味なものの飛躍した展開が少なく、一巻だけで綺麗な伝承のように完結している。お互い憎み合う主人公とヒロインとして始めて、その過程で互いを知り心を開いていく冒険と、後半に一連の真実が明らかになる怒濤の展開と、結構変動が激しい物語なのにイラストのよさもあって物凄く整った印象を受ける。少女レーベルをも思わせる雰囲気、マイナスからスタートした二人が本当の強さを手に入れる力強さとタイトル、表紙に牽かれて読んでまず外れはないハイレベルにまとまった作品だった