電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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緋莢2020/10/1617『ブラックロッド』に続く2作目。前作に登場した私立探偵、ビリー・龍の過去が書かれています。積層都市ケイオス・ヘキサで脅威となっている吸血鬼・ロングファング。それを殲滅すべく組織された特殊部隊ブラッドジャケット。その戦いは、しかし、一筋縄ではいきません。前作よりページ数は増えているものの、それでも260ページほど。 濃密さは相変わらずで、終盤、見開きのイラストがつく辺りはグッと掴まれました。 ただ、個人的には前作の方が好みでした。
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V-72011/04/097再読。ケイオス・ヘキサシリーズの中ではこのブラジェケが一番好き。何度読み返したかもう覚えていない。シリーズの中で一番読みやすい作品でもあるかなと思う。相変わらずバケツをひっくり返したかのような血塗れだし人も人でなしもばんばん死ぬけど、ボーイミーツガールだし主人公は青年と言える範疇だしね。その世界観やギミックが注目されがちだけど、古橋センセって実際お話はセンチメンタルだよね。血塗れだし死にまくりだけど。しかし「バベラップ」ってのはかっこいいな。雑多な複数の言語(バベル)でラップするからバベラップ。イカす。
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海星梨2025/09/106今回も良かった! ビリー龍と少年が結びつかないなと思ったらまさかの入れ替わりオチ。少年が太陽の下に出ていくのが対比比喩として凄くいい。あと神父がぶっ飛んでて好き。この時代のラノベ、もっと読みたいから電子書籍化してくれねーかなマジで。
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肉田肉美2010/06/116つい再読。プロットがやや単純すぎたデビュー作に比べると物語そのものの面白さが格段に進歩、ぶっ飛んだ言語感覚もこなれてよく活きている。いくら不死身だからってそこまで、というぐらい無茶な吸血鬼アクションも、ここまで徹底してやってるのはこの作者ぐらいなんじゃないかしら。
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umedadanke2011/05/094久しぶりに読んでみたけど、切なさ分が絶妙で読み返してよかったです。ブライトライツ・ホーリーランドも読んでるとまた、感慨深いものがありますね。
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