断章のグリム 10 いばら姫

発売日 : 2009/04/10
「生まれ変わり」の噂話と「いばら姫」の行方は──。
夏休みが始まり、雪乃とできるだけ長く一緒にいようと目論む蒼衣。だが、泡禍解決に赴いた雪乃と颯姫が戻ってこない。雪乃たちは、死なない〈異端〉を相手に真喜多家に閉じ込められているらしい。邸は異常現象により完全に外界と隔絶されていた。雪乃のためにも単身で邸内へと救出に向かう蒼衣だったが──。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 583円(本体530円+税)
  • ISBN: 9784048677646

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みんなのレビュー

  • 藤月はな(灯れ松明の火)
    2021/07/13
    今回、どんなに攻撃しても死なずに蘇る死者が相手。しかも雪乃ちゃんにはヒール役なし、囚われた上での長期戦という不利な状況なのです。雪乃ちゃんにとっては望むところだろうけど、余りにも痛々しすぎる。そして今回は死んだ子の面影を重ねて育てられた結果、思い通りにならなかった子供、莉緒ちゃんがキーパーソン。これまた、千恵ちゃんと似たようになりそうなのが不安。しかも唯一の味方で良い子だった耀君の最期が遣り切れない。後、怪異発生中に祖母、息子夫婦で子供を介していがみ合いという家庭の嫌な生々しさが満載でぐったりしてします。
  • まりも
    2015/01/22
    泡禍によって隔離され、死なない異形となった母親がいる家。そこに閉じ込められた雪乃たちの元に蒼衣が向かう話。今回もグロかったけど中でも針で穴が開けられた場所から芽が出るシーンは一番きつかった。掻き毟っても後から後から生えてくるとか鳥肌モノでした。舞台が閉ざされた場所なだけに今までで一番ヤバい感じがしますね。死と再生の話として解釈できる「いばら姫」と生まれ変わりの都市伝説の繋がりが意味するものは何なのか。針が関わっていることも気になるし次巻も期待です。
  • 坂城 弥生
    2022/04/01
    いばら姫って聞いたことないなぁと思ったら、物語的には眠りの森の美女に似てる話なのね。
  • そのぼん
    2013/08/06
    今回は『死なない異端』・・・。怖いし痛いし、読んでいてゾクゾクします。芽のシーンが特にゾワゾワしてきて堪らない感じです。下巻、早速読もうと思います。
  • Yobata
    2014/07/02
    蒼衣が雪乃の応援として派遣された場所は、入ることはできるも脱出不可能の囚われ,決して死ぬことのない泡禍が襲いかかる家だった。その家庭には次女に死んだ姉と同じ名前をつけるという“生まれ変わり”の曰くがあり…。今回はいばら姫。魔女により棘に刺され眠りかされ、百年後王子の訪問で目覚める童話で、今回は母親が決して死なない泡禍の潜有者になっていて異端が誰かがわかる話。ミステリでいうとフーダニットではなくハウダニット形式。そのいばら姫が目覚めることを「死と再生」と読み解く。仏・独伝承の魔女観の違いは興味深かったなw→