アカイロ/ロマンス 3 薄闇さやかに、箱庭の

発売日 : 2009/03/10
浅野檻江、十七歳。彼女の口ずさむ詩は、まるで──。
学校帰りの夕方だった。景介はひとりの少女と出会う。 公園のフェンスの上に腰掛け、詩を口ずさむ娘。しかしその詩は、景介の姉、雅が昔よく諳んじていたものだった。少女は檻江と名乗った。繁栄派に属する[鈴鹿の一族]でありながら、景介に敵意を──いや、それどころか何の感情も示さない奇妙さで以て。 失踪した姉の手掛かりを掴むために檻江の後を追った景介だったが、辿り着いた先の病院で、一族にまつわる新たな秘密を知ることになる。 鈴鹿の一族が抱える病、そして闇。それらは歪に澱み、景介をも蝕もうと鎌首をもたげていた──。 追憶と鮮血の紡ぐ幻想伝奇(ロマンス)、第三幕!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048676014

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みんなのレビュー

  • まりも
    2015/08/14
    再読。姉の事を知っている謎の少女檻江に連れられてきた、鈴華一族中立の地である篠田医院で景介たちは繁栄派からの襲撃に遭う事になる話。今回も安定の血まみれ展開、女の子たちが血みどろになるのは最早当たり前の事になってきましたが、遂に主人公のお腹にまで穴が開いちゃいましたね。この巻は割と軽めの雰囲気ありますが、檻江の事や景介の悩み等シリアス要素も沢山あった気がします。つうれんがただのギャグ装置に成り果てたのはちょっと残念でしたが。まだまだ謎が多い状態ですが、今後どうなっていくのか。次巻も読みます。
  • U
    2013/10/18
    藤原さんは進ませ方うまいよなあと唸りつつ。檻江さんと景介の、姉を挟んでの決着のつけ方が良かった。この巻あたりまではマイルドなんだけどね!ぐいぐい読んでしまいます。
  • (●▲●)とらうまん(*^◯^*)
    2013/08/30
    9月に刊行予定の新シリーズも楽しみな、藤原祐×椋本夏夜のタッグによる血塗れの現代奇譚3巻目。いやはや、鈴鹿の一族にまつわる謎はますます深まりますねー。景介や枯葉たちを通じ一貫して描かれてる“強さ故の脆さ”“弱さ故の強さ”が今回も深く感じ取れて、ますますこのシリーズが大好きになりました。シリーズは全6巻で今回が折り返し、どんな結末が待ち受けているのか楽しみです♪
  • 碧海いお
    2023/04/24
    ネタバレあり
    今回は表紙の血沙と血香と戦う。ヒロインが戦っていて、主人公があまり活躍をしない。 1巻で景介の姉が亡くなっているみたいな説明がありましたけど、その掘り下げをするんですね。今まで読んでいて、まるでバトルものみたいな流れですね。
  • 羊山羊
    2021/04/02
    毎回謎機能追加されてつうれんさん可哀そう笑 本著で主人公の姉への謎とキーマンが登場、物語が一層粘り気を帯びる。登場人物の増加に従って景介と枯葉の関係もより親密になってきて、このころの価値観だと愛の強い正妻ってポジだけど今なら若干ヤンデレって言われそう。主人公が追い詰められて庇護者から独り立ちする回としても印象的だけど、何より本家と傍流の間に流れる狂ったような怨恨と血にゾクゾクする。陰惨さ加減で言ったら今まででもトップクラスではないかと思う。いい1冊でした。