心獣の守護人 ―秦國博宝局宮廷物語― 2

発売日 : 2025/05/23
立場も性格も真逆の凸凹コンビが、心に巣食う闇を祓う!
第30回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞の東洋宮廷ファンタジー、待望の第2巻!

鳳晶と勾蓮、二つの民族が混在する秦國。
博宝局の新人局員・水瀬鷲は、美貌の天才局長・万千田苑閂と、持ち主の心の闇を具現化し怪異を起こす“鳳心具”による事件を日々調査していた。
そんな二人は、ある事件をきっかけに天笠摩伽羅と対峙することに。鳳心具を使って国の混乱を狙う芙蓉座の座長である摩伽羅は、鳳心具の重大な秘密を手に入れようとある里を狙っていて――。
一方、宮廷では第一皇子・玖矛に命の危機が。民族間の悲しき歴史が生んだ怨嗟を、二人は祓うことができるのか!?

◆◆◆登場人物◆◆◆

【万千田 苑閂 (まちだ えんさん)】
無愛想だが非常に端正な顔立ちで、若くして博宝局の局長を務める。愛称は苑。
先住の民・鳳晶の血を引き、優れた身体能力と五感を持つ。

【水瀬 鷲 (みなせ しゅう)】
博宝局に配属された文官の青年。
心優しいがそれ以外に取柄が無く、自分に自信を持てずにいる。

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みんなのレビュー

  • honoka
    2025/08/15
    ネタバレあり
    面白い。苑は鷲をなんだかんだ気にかけてて良い。玖矛と暁もまた互いの生を預けているようで。暁は玖矛を殺すのは自分だと言ってる割に身体が弱い。容赦ない描写があるので注意。続巻も読みたい。
  • ころころ
    2025/06/01
    ネタバレあり
    第二巻。ある早朝、鷲と待ち合わせていた苑。しかし鷲は約束の刻限に遅れてきた上、隠れるようにやって来た。苑は鷲を怒鳴りつけたが何やら様子がおかしい。何と鷲の身体が女性になっており、しかも彼以外にも何人も同様の状態になっているらしく…。ええーっ!こんなところで終わるとは殺生な…。二巻発売当日に三巻発売情報を見てヤッターと喜んでたし、仮に見逃してたとしてもあとがきにも書いているので読了直後に続刊が読めることが確約されてホッとはしただろうけど、なるほど、この終わり方なら続刊情報なければ暴動が起きるレベル(笑)
  • 鳩輪とわ
    2025/08/10
    ネタバレあり
    心の中の獣を具現化させる文物を巡るファンタジー。とても面白かった。べらんめえ系上司と気弱な部下の凸凹コンビも板についていたが、凄腕暗殺者と不遇の第一皇子の関係性がなかなか凄まじく大いに楽しませてもらった。 物語や設定の効率が非常に良く、10巻シリーズの7・8巻目で開示しそうな仕掛けを、2巻目で惜しみもなく炸裂させてくるので、「これが令和のスピード感か……」と慄きながら読み終えた。前巻同様、幕間の仕込みもとても良い。今後が楽しみなシリーズなので是非続いて欲しい(【朗報】3巻が秋口に出るらしい)。
  • 栗山いなり
    2025/06/29
    凸凹コンビが怪異をもたらす『鳳心具』が関わる事件に挑む東洋ファンタジー小説シリーズ第2巻。ちょっと物語の情景が浮かびにくい所はあったが結構スリリングで楽しませてくれる物語だった。しかし3巻が出るって話だけどどうなるんだこれ?
  • 冬野
    2025/06/23
    シリーズ第二弾。一巻でも思ったが文章が抜群に上手い。冒頭の数行で痺れてしまった。全体的に前巻よりシビアな内容で、精神が削れる展開や血腥い描写も多い。舞台は架空の国だけど、そこに息づく人々の悲しみ怒りは私たちと通じるもので。二巻に入って副題にある「宮廷物語」感が強まったので、作者さんが本来書きたかったのはこっちの内容なのかも。陰謀が渦巻いてて何を信じたらいいか分からないし、玖矛&暁組が好きな自分にはかなり辛いところで区切られているけど、信頼できる作者さんと思っているので次巻を座して待ちたいと思う。星:5/5