断章のグリム 完全版 3 赤ずきん

発売日 : 2025/04/25
『Missing』『ほうかごがかり』甲田学人の伝説的傑作、完全版3巻
「赤ずきん」が犯した、罪深き所業――。

田上颯姫の妹・瑞姫が住む街で起きた女子中学生失踪事件。怪奇現象「泡禍」解決の要請を受けた雪乃と蒼衣を待ち受けていたのは、敵意剥き出しの非公認騎士・馳尾勇路だった。失踪した少女の知人でもある彼は、二人を出し抜き単独で解決するために奔走する。だが「泡禍」は静かに新興住宅地を蝕んでいき――。
赤ずきん、お婆さん、狩人、狼。『赤ずきん』の登場人物に見立てられたものたちの正体を見破れるか。すべての起源に迫る『マリシャス・テイル』初収録の完全版・第3巻。

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みんなのレビュー

  • アウル
    2025/04/29
    ネタバレあり
    颯姫の妹が住む街で女子中学生失踪事件が起きる。泡禍解決の要請を受けた雪乃達は現場へ向かうのだがそこで待ち受けていたのは敵意むき出しの非公認騎士である勇路だった。すれ違いが起きて連携が取れない中でも泡禍は浸食していき...な話。灰かぶり、人魚姫はまだあれでも被害がマシだったけれども赤ずきんでは一気に被害が拡大してる。しかもあんなんどうやっても防ぎようないし終わり方も救いがなさすぎる...。毎回言うてるけど解釈面白いから好きなんだよね。続刊も冬には出てくれるしありがてえ
  • 芙蓉
    2025/11/22
    ネタバレあり
    電撃文庫版既読「食害」の「断章」をもつ颯姫の妹の瑞姫の住む山間の新興住宅地で起きた中学生の少女の行方不明事件。そのロッジの世話役の四方田笑美が予言の「断章」である「グランギニョルの索引引き」に告げられた童話は「赤ずきん」四方田が認めていない中学生である勇路は「泡禍」の関係者である気弱な幼馴染のマナを大人たちから隠していて……。瑞姫の最期の「えへへ」と笑うシーンが辛い。報告連絡相談ができなかった為に起きた悲劇だがもう成り代わりは街を飲み込んでいてどうしようもなかったのだろうな
  • 椎名
    2025/05/09
    これまででもトップの被害が出ている赤ずきん。蒼衣の限界が見えた巻でもあり、蒼衣と雪乃のバランスが良くも悪くも不安定な均衡に保たれていることがわかる。颯姫といい笑美といい、一見落ち着いているように見えているキャラクターも確実にどこかが狂っていて、ただ普通の人間のふりをして生きているだけなのだということが顕著に出た内容でもあり、それを隠れた狼たちを燻り出す中で描いてくるのが上手い。
  • 栗山いなり
    2025/05/25
    怪奇現象との戦いに挑む者達を描いたホラー小説シリーズ第3巻。まさかあんな結末になるなんて聞いてなかったよーホントに。ネタバレは避けたいから詳しく言えないけど嘘やろーって思ってしまう結末だった
  • 白火
    2025/04/30
    ネタバレあり
    悪夢の赤ずきん編。旧版の時から思ってたんだけど、個人的には瑞姫の最期の笑いが一番辛い。…ところでマリシャス・テイルの一篇の「柩の騎士」ってあのめちゃくちゃ既視感が…それ「霊感少女」の「ロザリアの柩」の話ですか…?