エンバーミング・マジック 2 青春を殺す魔法

発売日 : 2025/03/24
第20回目のMF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作、第2巻!
魔法使いという特別な立場の僕たち。しかし、それ以前に学生である。
目前に迫る学園祭。
なぜか、僕とナギさんは実行委員会として働くことになるが、爆破予告に委員長への告白の協力、炎上騒動や、軽音楽部のトラブル……とてんやわんやな状態だった。
どこか浮ついた、それだけでない、異様な学生たちの熱狂には危うさが付きまとい――。

そんな中、ミコさんから学校に潜む「魔法売り」を探し出してほしいという仕事の依頼を受ける。
それは特別な魔法を無秩序にばらまいているという。

……魔法はなくなるべきだというのに。

学生たちの熱と魔法が複雑に絡み合う、現代を生きる魔法使いたちのジュブナイルファンタジー第2弾!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 814円(本体740円+税)
  • ISBN: 9784046846396

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みんなのレビュー

  • よっち
    2025/03/25
    目前に迫る学園祭。なぜか実行委員会として働くことになったシズキとヒバナが、ミコから学校に潜む「魔法売り」捜索の依頼を受ける第2弾。異様な学生たちの熱狂にはどこか危うさも感じる文化祭。爆破予告に、テンション高めな少女からの委員長への告白の協力依頼、炎上騒動や軽音楽部のトラブルもあったりと、てんやわんやな状態の中、描かれるヒバナとの甘酸っぱい青春の一幕。魔法を無秩序にばらまく魔法売りを巡るほろ苦い結末は何ともやるせなくて、複雑な想いを抱えてしまうシズキに、寄り添ってくれるヒバナの存在がいてくれて良かったです。
  • まっさん
    2025/07/21
    ネタバレあり
    ★★★ 魔法使いという特別な立場の僕たちは、それ以前にただの学生である。文化祭を前に校内が熱気に包まれる中、僕とナギさんはミコさんから学内に潜む魔法売りを探し出して欲しいとの依頼を受ける。どうやら街中で魔法を使う人達が急増し、件の魔法売りが一役買っているとの事。恋に文化祭に魔法売り、多くの難題を前に僕たちは奔走するも… 面白かったですね。 今巻は前巻と比べるとかなり毛色が違う印象で、学校の文化祭を舞台としたお話でした。恋愛要素に学園要素と、かなり青春色に舵を振り切っており、個人的にはこっちの系統の方が→
  • 椎名
    2025/06/29
    今更ながら読んだ自分が言うことではないのだがこの二巻で打ち切りなのが悔しい。増える魔法使い、文化祭と爆破予告と重なり合ういくつもの事件に奔走することとなる。一時の熱狂、その昂りは確かに毒にも薬にもなり得る。このシリーズはずっと、一から十まで綺麗に正しいものもなければ悪だと断ずることもできないということを描いている。学生にとって未来は、将来は恐ろしいものだと書かれていたのは特に印象深く(若者というだけで未来があるものとして描かれることが多いと感じるので)、文化祭や恋愛という熱はそれを忘れさせることができる。
  • 日坂愛衣
    2025/03/23
    ネタバレあり
    かなり中途半端な印象でした。新たな伏線を掘り起こしたままほとんど何も回収されず、新登場した二人の萌えキャラも、一方は悲劇のヒロイン化し、もう一方はほぼ影が薄いままで、読了しても特に愛着が湧きませんでした。猫娘ヒロインも終始男主と微妙な距離を保ち、肝心な時にそばにいず、事後にお菓子で慰めるだけ……委員長のエピソードは作者がシリアスな展開を意図したのはわかりますが、そもそも彼への好感度が十分ではなかったため、全然胸に響かず、当事者も真相を知らされないまま曖昧に終わってしまい、空虚さが残りました。
  • みやしん
    2025/06/03
    決定的な手段を取らざるを得なかった主人公の苦悩と孤独など面白かっただけに残念。進行上仕方ないとは言え、エピローグまでヒロインが空気だったのもよろしくなかった。