冥官・小野篁の京都ふしぎ案内 ~からくさ図書館移動別館~

発売日 : 2025/01/24
悠久の古都で紡ぐライブラリ・ファンタジー、待望の新シリーズ!
悠久の都、京の町の不思議を紐解く私立移動図書館。現世と天道をつなぐ冥官として現代に生きる平安時代の文人・小野篁が、愛弟子・時子を伴い開いたそこは、迷いや悩みを抱える人や神様の使いたちを導くように、忽然と彼らの前に現れる。
 移り行く季節の花々の力を借りながら篁が編み出した本は、手に取った彼らのためだけに向けられた大切な思い出が詰まっていて――。
 異界と人とをつなぐライブラリ・ファンタジー“からくさ図書館”の新たなる物語。

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みんなのレビュー

  • よっしー
    2025/03/18
    からくさ図書館の新シリーズのスタート。久しぶりに彼等と会えて嬉しかったです。今回は新しく移動図書館が始まりました。でも、私の知っている移動図書館とは全く違っており、冥官ならではの空間干渉によって作り上げてしまうというびっくりな物でしたが…。篁と時子のやり取りにほんわかしつつ、不意に現れる晴明様にワクワクしつつ、続編を期待して待ってます!!
  • Kana
    2025/01/28
    ネタバレあり
    大好きなからくさ図書館の新シリーズ。やはり篁と時子のこの2人の話いいな。篁の時子に対する変態ぶりも変わらず(笑)。このシリーズも長く続いてほしいな。
  • よっち
    2025/03/05
    悠久の都、京の町の不思議を紐解く私立移動図書館。異界と人を繋ぐライブラリ・ファンタジーの新たなる物語。現世と天道をつなぐ冥官として現代に生きる小野篁が、愛弟子・時子を伴って西園寺の神狐が抱える想い、京都らしい習い事をしていないと思った女子大生と菊の節句の祝福、嘆き悲しむ別の龍神を助けたいという願いと龍神同士の交流、青年に取り憑いた道なしと探していた神様など、迷いや悩みを抱える人や神様の使いたちを導くように、忽然と彼らの前に現れる謎めいた私立移動図書館の物語で、新たに増えた式神たちも絡めた続編に期待ですね。
  • tomo
    2025/05/31
    ネタバレあり
    「からくさ図書館」シリーズが大好きで、新刊発売されたと思い、手に取りました。 読んでたのは何年前になるんだろう。 忘れてるし。篁さんが変態なのは相変わらずでした(笑) 二匹の龍が交わるのは壮大だろうなと思いました。 なぜか、昔の面白さは今は感じられなくて、年を取ったんだろが、私は。
  • ☆Ruy
    2025/02/07
    小野篁や安倍晴明や京都と言うワードにひかれて。ほっこり穏やかでいいお話。他のも読みたい。季節の花や京都の街の描写が美しい。この作者さんの優しい文体が好き。からくさ図書館来客簿シリーズ、おとなりの晴明さんシリーズ、結構な数あるから読みでがありそう。メディアワークス文庫は、こう言うライトだけど読み応えあるシリーズがかなりあるので油断出来ない。京都はオーバーツーリズムで行く気が失せてるけど以前のような情緒的な雰囲気溢れる本を読んだら行きたいなぁと思った。