エンバーミング・マジック 魔法を殺す魔法

発売日 : 2024/12/25
第20回目のMF文庫Jライトノベル新人賞≪最優秀賞≫受賞作!
目の前で女の子が車に撥ねられた。
その日、初めて僕は禁忌と知りながら一般人に魔法を使った。
彼女は助かったが、「破壊」以外の魔法が下手な僕は家入ナギを猫にしてしまった。
『魔法憑き』の人間は魔法を使えるようにならないと魔物になってしまう。

……このままだと、僕がナギさんを消さなくてはならない。

彼女に魔法を使えるようになってもらうため、師匠の千歌さんにも力を借りて特訓を始める。
だが、ナギさんが呪文を唱えても魔法は発動しない。
迫るタイムリミット、何かを隠す師匠、どこかちぐはぐなナギさん。
そして僕、斬桐シズキの空白の過去。

現代の魔法使いと少女の生き方を描く、退廃的ジュブナイルファンタジー開幕!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784046843432

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/12/25
    目の前で女の子が車に撥ねられ、初めて禁忌と知りながら家入ナギに魔法を使ってしまった斬桐シズキ。「破壊」魔法以外は下手で助けたナギを猫にしてしまう退廃的青春ファンタジー。『魔法憑き』は魔法を使えるようにならないと魔物になってしまうタイムリミットがある中、師匠の千歌にも力を借りて特訓を始めるものの、彼女の魔法がなかなか発動しないことに何かを隠す師匠、どこかちぐはぐなナギ。その真相は斬桐シズキの記憶の空白にも繋がっていて、目をそらさずに過去に向き合って乗り越えた2人のやり取りがとてもこの物語らしい結末でしたね。
  • アウル
    2025/01/04
    ネタバレあり
    目の前で女の子が魅かれ、禁忌と知りながら一般人い魔法を使ってしまった主人公。幸か不幸か無事に助けることが出来たがの苦手とする魔法だったために彼女は猫へ変化してしまう。彼女を救うためには魔法を覚えてもらうしかなく教えていく事となるのだが...な話。読み終えたけどなんか読みにくかったし展開が散らかっていた印象。二巻も出るらしいけど自分的にはいいかな~。
  • まっさん
    2025/03/16
    ネタバレあり
    ★★‪ 目の前で女の子が車に轢かれた。血がドクドクと流れ、今にもその命は潰えようとしている。そんな彼女を前に、僕は初めて禁忌とされる一般人への魔法の行使を選んだ。これで彼女が辿る道は僕たちと同じ魔法使いか、もしくは人を襲う魔物になってしまう。最後まで面倒を見ようと魔法使いに至る条件・魔法の行使の特訓を始めるも、何故か彼女は上手く魔法を発動させられなくて… MF文庫新人賞最優秀賞受賞作品。 うーん…正直微妙だったかなと。良かった所はヒロインであるナギが魔法を使う事が出来なかった理由がドラマティックで→
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