雪蟷螂完全版
発売日 :
2022/12/23
『ミミズクと夜の王』 『MAMA』に続く 【人喰い三部作】第三部
あなたを、喰べてしまいたいほどに、愛している。
――この婚礼に祝福を。
長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人さえ喰らうほどの激情をもつ〈雪蟷螂〉と呼ばれるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族、ミルデの族長オウガの政略結婚だった。
しかし、その約束の儀は、世代を超えて交錯する人々の想いにより阻まれてしまう。
極寒の地に舞う女達の恋の行方は……。書き下ろし異伝「悪魔踏みの魔女」を収録。
――この婚礼に祝福を。
長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人さえ喰らうほどの激情をもつ〈雪蟷螂〉と呼ばれるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族、ミルデの族長オウガの政略結婚だった。
しかし、その約束の儀は、世代を超えて交錯する人々の想いにより阻まれてしまう。
極寒の地に舞う女達の恋の行方は……。書き下ろし異伝「悪魔踏みの魔女」を収録。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 726円(本体660円+税)
- ISBN: 9784049146462
シリーズ作品
一覧で見る
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
-
よっち2023/02/2742長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、るフェルビエ族の女族長アルテシアがミルデの族長オウガに嫁ぐファンタジー。想い人さえ喰らうほどの激情をもつ〈雪蟷螂〉アルテシアが、相当な覚悟を持って臨んだ政略結婚。しかし約束の儀を阻もうとする世代を超えて交錯する人々の想い。やや独特な雰囲気をもったストーリーでしたが、それでも気高き女傑の覚悟と身を焦がすような熱い想い、一方で信仰を恋に似たようなものと捉える考え方もまた印象的で、なかなか奥が深いと感じさせてくれる物語でしたね。
-
優希2023/11/0238食べたいほどの愛が貫かれていました。想い人さえ喰うほどの激情、永遠の生。相反する政略結婚。恋の行方に鳥肌が立ちます。
-
honoka2023/01/2526ネタバレあり本当にこの作家さんの語りは胸がヒリヒリ痛くなる。それでも夢中になる。こういう愛もあるのか。後書きで人喰い3部作の中で1番本質の部分が変わったとある。前はどうであったのか、イラストもあるという旧作を読みたいような気もする。
-
あおでん@やさどく管理人2023/11/0322ネタバレありあらすじから思い描いていた展開とはだいぶ違ったが、描かれているのは登場人物それぞれの「愛」のかたち。まだ愛を知らない頃に芽生えたものも、殺し合いから始まるものも。それぞれの愛が、それぞれの形で成就したのだと思いたい。
-
さこぽん2024/11/0120以前から気になる作家さんだったけど、残念ながらチョイス失敗。これはおばちゃんが読むには若すぎた(笑) プラトニックな恋は美しいけど、恋に落ちるの早すぎね?? 夜の森の魔物の王というのは他作に繋がっているのでしょうなぁ。
powered by
レビューをもっと見る