永遠のあなたと、死ぬ私の10の掟
発売日 :
2022/08/25
愛してるよ、どの時代の誰よりも。命のサイクルを超えたラブストーリー。
500年を超える悠久の時を生きてきた不死身の床無くん。
平成の終わり頃、髪結いを生業とする彼と出会い、一瞬で恋に落ちた真昼は、奇妙な「十の掟」を交わす。それは二人がうまく付き合っていくための大事な約束だという。第一の掟「掟ヲ守ル事」、第二の掟「姓デ呼バヌ事」……。
煌めくような日々の経過と共に明かされる掟に秘められた真意と、床無くんが古から見送ってきた幾つもの人生。しかし、第九の掟がもたらしたのは残酷な運命だった――。
これは、永遠に残る愛の形。
平成の終わり頃、髪結いを生業とする彼と出会い、一瞬で恋に落ちた真昼は、奇妙な「十の掟」を交わす。それは二人がうまく付き合っていくための大事な約束だという。第一の掟「掟ヲ守ル事」、第二の掟「姓デ呼バヌ事」……。
煌めくような日々の経過と共に明かされる掟に秘められた真意と、床無くんが古から見送ってきた幾つもの人生。しかし、第九の掟がもたらしたのは残酷な運命だった――。
これは、永遠に残る愛の形。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784049145700
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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サウナ探偵2023/02/169タイトルとレーベルから難病奇病モノかと思ったけど、より本質的な”存在のあり方”を表したタイトルだった。 身体の物質的な連続性とアイデンティティは必ずしも同列ではない。生きるとは、死ぬとは、そして不死身とは。 これはなかなか好きな一冊。
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栗山いなり2022/09/258不死身の青年・床無と彼に恋した真昼が十の掟を自らに課しながら進んでいくラブストーリー。不死身の身体故に生じる苦悩と不死者と付き合うが故に起こる様々な出来事を乗り越えて進む物語が心に染みた
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日坂愛衣2022/09/027ネタバレありこれはちょっとずるい作品だねw 霧人と次郎と霧丸と霧玄は同じ人間だけと違う”人”ですね~ そして前作と同じ様に登場人物達が優しい過ぎるの話(特に墓忘さん) まひるは床無さんにとってただの一期一会かもしれないだけと、霧人さんにとって最も愛する生涯の伴侶と思う そして掟に関する解説もなかなか良い 何よりあの最後の”さよなら”はまさに反則級のロマンチックさがある
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メメントモリ2022/07/295ネタバレあり死期を目前にした彼女が彼との約束を破るまでの物語。第一印象を大きく外れず私の好きそうな作品だと読む前から確信!ここ最近注目してる作家さんなだけに、とても楽しみでした。そして、その想いを裏切らない…いや、いい形で裏切ってくれる!どこにでもいる人間、片や不死身というか普通とは違う存在との恋愛物語は星の数ほどあれど、この作品は特に清純でいて混じり気がない。 読後は過ぎ去った霧雨のそこに淡い光が差し込み、しっとりと静寂で満たされた世界に、ただ一人取り残されたような気持ちになった。
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色素薄い系2023/01/285永遠の時間を生きる為に必要だった最後の掟。記憶云々でおかしいな、とは思っていたもののあれがあるから生きていけるんだよな、と思う。いつか霧人もサンのように永遠から解放される時が来るのだろうか。娘がまだ不死化してないのがこれからの希望になったりするのかなと思ったり。
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