Missing 9 座敷童の物語

発売日 : 2021/12/22
災いをもたらす“魔女”が帰還した。伝奇ホラーの超傑作、第9弾。
「ようこそ、みんな。“ここ”では久しぶりだねえ」
 “魔女”十叶詠子が聖創学院に帰ってきた。異様な雰囲気を醸す“使徒”を引き連れて。
 その帰還にあわせるように、『異界』の存在が欠けたものを補ってくれるという〈儀式〉が学院で流行り始める。
 真相の掴めぬ〈儀式〉、敵対する“魔女団”の出現により、混乱を極める状況の中、空目恭一ら文芸部の面々の間に微妙な亀裂が入り始める――。
 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第9弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

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みんなのレビュー

  • 雷華
    2022/03/31
    手に取ったら読んでました。 彼は確かに裏切りました。でもその立場になったときのことを考えるとこうなっちゃうよね?としか思えない自分がいます。一番共感したのは今回の被害者なんですけどね。
  • さーさん
    2022/10/25
    ネタバレあり
    魔女・十叶詠子が学園に戻ってきた。空目は魔女狩りの敵対宣言をするが、すでに学園中がまじないの坩堝になっていて……。シリーズ9巻。もともと特殊な立場だった空目と、無力な文芸部の面々の間にできた溝が浮き彫りになってくる。黒服が暴いた双子を縫い合わせた怪異は本当に怖気が走る。人間縫い合わせも嫌だけど、人形とホラーの組み合わせは鉄板なだけあって怖い。中巻へ。
  • 芙蓉
    2022/06/03
    ネタバレあり
    電撃文庫版既読。前巻で小崎磨津方の復活。武巳が抱える秘密はもう告白できる段階をとうに過ぎてしまった。稜子を救うために完全な黙秘をする覚悟を決めた武巳。そして夥しい数のおまじないがはびこる聖創学院には魔女が帰還した使徒を連れて。1巻で出てきた双子の片割れ基城さんが再登場するんだなあ。
  • 白火
    2021/12/29
    読んで気づく、美術部の顛末が大幅に書き足されている…!というか旧版より美術部在籍者が多かったことになってるな、旧だと確か怪異で全滅したネームドキャラ達だけだった記憶だが退部した者もいたことになっていて、そっか怪異から逃げられた美術部員もちゃんといたのか…(感慨のような気持ち)。“占い師”を訪ねた時の空目と俊也のやり取りも少し書き足されてる…加筆修正が凄い。書き下ろし掌編の結びに「ああ」という気持ちになるなど。そうだね空目からの答えはもう出ないね…。
  • 椎名
    2021/12/25
    掌編は“宗教”についての会話。亜紀のあやめへの態度、空目への感情、人間でしかいられないがために身を張って埋めるしかない欠けと、人間側とそうでない者の側の差がハッキリ出てきたように思う。村神が「お前の気持ちを聞かせろ」と言ったことに対して完成論破してしまう空目が印象的。久しぶりに読むと覚えていなかったやりとりなんかもあり、やはり再読は楽しい。