犯罪社会学者・椥辻霖雨の憂鬱
発売日 :
2021/02/25
完全犯罪も、この二人はだませない――。死者見る少女と若き学者のミステリ
「無味乾燥な記録にも、そこには生きた人間がいた。例えば新聞の片隅の記事、自殺者数の統計にも――」
椥辻霖雨は京都の大学で教える社会学者。犯罪を専門に研究する、若き准教授だ。
霖雨のもとにある日、小さな同居人が現れた。椥辻姫子。14歳、不登校児。複雑な事情を抱える姫子は「死者が見える」らしく……。
頭脳明晰だが変わり者の大学教授と、死者を見、声を聞き届ける少女。二人の奇妙な同居生活の中、ある自殺が起きる。そこは住人が連続死するという、呪いの町屋で――。
大ヒット中、究極のサスペンスミステリシリーズ『破滅の刑死者』の著者による待望の最新ミステリ!
椥辻霖雨は京都の大学で教える社会学者。犯罪を専門に研究する、若き准教授だ。
霖雨のもとにある日、小さな同居人が現れた。椥辻姫子。14歳、不登校児。複雑な事情を抱える姫子は「死者が見える」らしく……。
頭脳明晰だが変わり者の大学教授と、死者を見、声を聞き届ける少女。二人の奇妙な同居生活の中、ある自殺が起きる。そこは住人が連続死するという、呪いの町屋で――。
大ヒット中、究極のサスペンスミステリシリーズ『破滅の刑死者』の著者による待望の最新ミステリ!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784049137484
シリーズ作品
一覧で見る
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
-
坂城 弥生2021/07/2144姫子の過去が気になります
-
よっしー2023/04/0526タイトルが気になったので手に取りました。「犯罪社会学」と聞くと、有栖川さんの火村先生シリーズが脳裏を過ったのですが、内容は違っていましたね。霖雨の元に霊の見える姫子がやってくる所から、物語がスタートしました。姫子の能力としては凄いとは思うのですが、それがあまりいかしきれていないように感じました。学生というのもあるかもですが、事件を調査するきっかけでしか絡まないのは勿体ないなと。続編も出てるので、読んでみようと思います。
-
ひぬ2022/03/1925京都の大学で社会学の准教授として働く椥辻霖雨はある日、彼自身が居候している叔父の家に訳ありの親戚の少女・姫子と出会います。奇妙な同居生活を始める二人ですが、ある事件を発端に「死者を見る・聞こえる」という能力を持つ姫子と犯罪を専門に研究する霖雨は事件の真相を探るため調査を始めます。少し陰鬱とした雰囲気が漂っており、ミステリー自体は割と薄めな印象でした。各章の始まり方が毎回椥辻の社会学の講義だったのは面白いと思いました。事件が一つだけに加え、犯人の正体はかなり意外でした。
-
アウル2021/03/0322ネタバレあり京都の大学で教える社会学者で犯罪を専門に研究する椥辻霖雨の元にある日、はとこの同居人が増えるのだがその娘は霊が見えるらしく...な話。霊が見えると言うんだけれども犯罪を解き明かすのは椥辻霖雨だったし今の所やけど設定が生かされてはいない気がするな。椥辻霖雨の考え方が独特すぎるので解決したときのカタルシスが得られるかと言ったら微妙な感じはするが個人的には結構好きだったりする。
-
悠2024/02/2315霊が見える目を持つ姫子ちゃんは、事情があり同居することになった准教授で、何を考えているのかわからない又従兄弟の椥辻霖雨。面白かった。時々、ん~~って思うのにページをめくる指は止まらなかった。霖雨さんと姫子ちゃんが、謎を解いた自殺事件。結末はとても切ないものだったけど何か読後感は悪くない。これからの二人の暮らしを見てみたい気がします。二人の同居先には、霖雨さんの伯父さんがいます。
powered by
レビューをもっと見る