Missing 5 目隠しの物語

発売日 : 2021/02/25
目を覆われた闇のなか、 それはやってくる。 伝奇ホラーの超傑作第5弾!
聖創学院大付属高校で一人の少女が自殺した。
 その少女の名は雪村月子。
 彼女は死ぬ前日、“そうじさま”と呼ばれる儀式を行っていた。
 こっくりさんと同じやり方で行われるその儀式は、学校に棲んでいるという小さな男の子の霊を呼び出すもの。
 それに参加していた武巳の周囲にも異変が起こり始める。
 凄惨な怪奇と共に顕れた霊は神隠しにあった空目恭一の弟・想二に酷似していて――。
 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第5弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

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みんなのレビュー

  • 黎明卿:新しきtakahiro
    2021/03/27
    ネタバレあり
    シリーズ第5作目。こっくりさんと類似した〝そうじさま〟の儀式を皮切りに小さな男の子が迫る恐怖が始動。儀式を行った少女の自殺から始まり不気味な怪異が起き始めるのがゾクゾクとし、足音やら落書きやら笑い声やらと聴覚や視覚を攻めてくる恐怖の伝染、また魔王様の神隠しにあった弟のことに触れたりと面白い展開になってきました。にしてもクレヨンだけでここまで恐怖の演出が神がかっているとは。クレヨンの使い方が絶妙。また、ベッドの下にナニかがいる恐怖というのもたまらないです。平凡な武巳にもまさかの爆弾があったとは予想外。
  • 白火
    2021/03/10
    Missing新装版無事に第五弾おめでとうございます。今回も読んでいると「あ、この辺一寸加筆したんだな」となんとなくわかる。書き下ろし掌編の「好きになってほしいからおまじないが必要なのだ。好きでいたいときにはおまじないなんて必要ない」という結びには言われてみれば…みたいな気分。大体その二つはセット扱いされるけど、言われてみれば別物かもね。さあ次はいよいよ合わせ鏡の物語、お待ちしております。
  • 芙蓉
    2021/03/02
    ネタバレあり
    電撃文庫版既読。全編ブラッシュアップの新装版である。蒼い部屋のところが一番怖かったかな。こっくりさんの変種である―そうじさまー5人の人がバラバラにされたそうじさまの頭、右手、左手、右足、左足になり問いかける。窓に描かれた幼児の落書き、ベッドの隙間から覗く笑顔。目隠しの闇の中に視えたものは―。毎回言っているが完結13巻まで無事に走り抜けてほしい。
  • 半熟タマゴ
    2021/09/05
    「じゃあ、こんなもの要らない」のシーンは当時読んだ時から衝撃的で今読んでもゾッとする。字の文で淡々と鮮明に描写してるから余計に怖い。ここから先さらに恐怖が加速していくので心して読みたい。
  • 碧海いお
    2023/01/11
    ネタバレあり
    コックリさん禁止。この話題を聞くと、20年前どころかそれ以上前に流行っていたのでは?と思いましたが、1970年代の話が出ていました。 そうじさまが怖い。子供の頃に読んでいたら、きっと周囲で真似をしだすクラスメイトがいたと思うので、今読んで正解だと思ってしまいました。