それでも、医者は甦る 研修医志葉一樹の手術カルテ

発売日 : 2020/11/25
新人医師が巻き込まれたタイムループ。患者を救うため、何度でもやり直す。
この春大学を卒業し研修医となった志葉一樹。過酷な労働環境に辟易していた彼は、難病で入院中の女子高生・湊遥の自殺を思い留まらせたことをきっかけに、彼女と打ち解ける。しかし手術は失敗し、遥は死亡してしまう。
 ところが志葉が目を覚ますと、日付が手術の前日に戻っていた! 遥を救うために奮闘する志葉。だが何度繰り返しても遥の死は防げない。絶望的なループの中で志葉が見出した真実とは? 現役医師が医療現場の現実と“希望”を描いた感動の医療ドラマ!

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

メディアワークス文庫の新刊

  • 犬を拾った、はずだった。2 わけありな二人の新婚事情
    犬を拾った、はずだった。2 わけありな二人の新婚事情
    犬に見えるのは私だけ? 新感覚溺愛ロマンス×ファンタジー、二人の“その後”を描いた第2巻!
    縞白 (著者)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 囮姫の契約婚 影斬り少尉と視る目の令嬢
    囮姫の契約婚 影斬り少尉と視る目の令嬢
    大切なのは囮として?それとも……契約婚から始まるシンデレラ浪漫!
    絵鳩 みのり (著者)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 境界のメロディ ドラマCD付き特装版 2(特装版)
    境界のメロディ ドラマCD付き特装版 2(特装版)
    かにたま×サムライアーがロンドンで大暴れ!? 夢のコラボドラマを収録!
    宮田俊哉 (著)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
  • 境界のメロディ 2
    境界のメロディ 2
    ロンドンで運命の出逢い――。 4人の化学反応が、世界を動かす。
    宮田 俊哉 (著者)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 公爵家の長女でした 2
    公爵家の長女でした 2
    家出した先で出会ったのは正体を隠す皇太子で――シンデレラロマンス第2巻
    鈴音 さや (著者)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • うまる
    2021/03/06
    医療×時間物。現役医師が医療現場の過酷さや医師を家族に持つ者の苦悩をリアルに描いていてとても面白かったです。序盤は軽い感じだけど、タイムリープが始まってからは結構壮絶。何度も助けられない絶望感があり、これぞ人のためにタイムリープを繰り返す話の醍醐味という感じでした。日本の医療の問題点も上げられており、これからも医療業界で生きていく若い医師の憂いを凄く感じました。医療従事者は神様でも天使でもなく、ひとりの人間なんだという事を理解させる体制を整えてほしいものです。堅苦しくない医療ドラマ、また書いてほしいです。
  • よっしー
    2024/07/14
    何となく…で手に取った医療物のお話。一人の患者を救う為、新米医師がひたすらにタイムリープを繰り返しながら、医療の闇に迫っていく展開、結末が予想していなかった展開に驚きました。患者は待ってくれない、だからこそ医者は何時でも待機しておく必要がある…。患者側からしたらそうであってほしいですが、そうなると医者の人生はどうなるのか…。答えの出ない難しい問題提起を受けた気分になりました。
  • petitlyz
    2025/01/04
    ネタバレあり
    研修医の志葉。担当患者湊遥のオペが終わるとなぜか患者が死亡して、またオペの前日にループしてしまう。SF・ファンタジーなのかな。何百回と同じ日を繰り返し、いつも患者死亡していたある時、麻酔科医成瀬のある行為が原因と気づく。そして成瀬を排除し、やっと患者の遥を助けることができた。医師となってしまうと患者の急変などによって、すべての予定が変更になってしまう。医師の深い苦悩がちりばめられていた。
  • hushi亜子
    2025/10/27
    なんかオススメで出てきたから読んだけど違うな。こんなループはダメでしょ。結果みんな良かったね、だけどさ。ファンタジーなの?今一つでした。
  • かなかな
    2020/12/13
    手術中に亡くなった患者を救うため何度も時間を巻き戻し、試行錯誤を繰り返すタイムループ作品。軽い気持ちで読み始めたが、後半の畳み掛け部分から始まる現代医療への問いかけが思ったよりも深刻で重みがあることに驚いた。ミステリーとしてはあっさりでどんでん返し!とはいかないが、メッセージ性のある作品なので読む価値ありです。医療は絶対的な正解がなく、その数多ある正解から一つの答えを選ぶのは患者だ。理想論になるが、医師や家族が何かを決めるのではなく患者本人がどうしたいのか。を尊重される世の中になるといいな‥