異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 1 怪物のささやき

発売日 : 2020/10/24
猟奇犯罪を追うのは、 異端の若き犯罪心理学者×冷静すぎる新人女性刑事!
都内で女性の連続殺人事件が発生。異様なことに死体の腹部は切り裂かれ、臓器が丸ごと欠損していた。
捜査は難航。指揮を執る皆川管理官は、所轄の新人刑事・氷膳莉花に密命を下す。それはある青年の助言を得ること。阿良谷静──異名は怪物。犯罪心理学の若き准教授として教鞭を執る傍ら、数々の凶悪犯罪を計画。死刑判決を受けたいわくつきの人物だ。
阿良谷の鋭い分析と莉花の大胆な行動力で、二人は不気味な犯人へと迫る。最後にたどり着く驚愕の真相とは?


登場人物
氷膳莉花(ひぜん りか)
警視庁江東署の新人刑事。どんなことにも動じないため、付いたあだ名は「雪女」。新米らしからぬ冷静さと大胆さを併せ持つ。

阿良谷静(あらや しずか)
未決死刑囚。天才的な犯罪心理学者であったが、一方で数々の犯罪を計画。その頭にはあらゆる事件のデータが詰まっているとされる。

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

メディアワークス文庫の新刊

  • 犬を拾った、はずだった。2 わけありな二人の新婚事情
    犬を拾った、はずだった。2 わけありな二人の新婚事情
    犬に見えるのは私だけ? 新感覚溺愛ロマンス×ファンタジー、二人の“その後”を描いた第2巻!
    縞白 (著者)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 囮姫の契約婚 影斬り少尉と視る目の令嬢
    囮姫の契約婚 影斬り少尉と視る目の令嬢
    大切なのは囮として?それとも……契約婚から始まるシンデレラ浪漫!
    絵鳩 みのり (著者)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 境界のメロディ ドラマCD付き特装版 2(特装版)
    境界のメロディ ドラマCD付き特装版 2(特装版)
    かにたま×サムライアーがロンドンで大暴れ!? 夢のコラボドラマを収録!
    宮田俊哉 (著)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
  • 境界のメロディ 2
    境界のメロディ 2
    ロンドンで運命の出逢い――。 4人の化学反応が、世界を動かす。
    宮田 俊哉 (著者)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 公爵家の長女でした 2
    公爵家の長女でした 2
    家出した先で出会ったのは正体を隠す皇太子で――シンデレラロマンス第2巻
    鈴音 さや (著者)
    発売日: 2025/11/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • esop
    2023/09/01
    ネタバレあり
    ああ、中身だ。中身が見たい。何か代わりのものでもいい。何でもいいから、何かないか。  だからその思いつきは、ある種、必然と言えるものだったのかもしれない。  人間の中身は、どうなっているのだろう?/緻密に計画を練ることができるのは一握りで、ほとんどはかつての犯罪を真似するにとどまる。また、人間は同じ情報に継続的に触れていると慣れが生じ、それに対する心理的ハードルが著しく下がる。模倣犯は、まず間違いなくこういった理由で行われる
  • 大阪魂
    2023/08/10
    桜ちゃに教えてもろた異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花シリーズ第1弾!内臓全部とられた女性死体が3人続けて見つかったって内藤さんのひなちゃんシリーズみたいなグロい事件でスタート。幼い頃両親を何者かに殺された所轄の刑事・莉花は旧知の皆川管理官の指示で連続殺人の謎解きのため、天才犯罪者で死刑宣告され医療刑務所に収監されてる阿良谷博士の知恵借りることに!ほんま単独行動しまくって無事生き残りまくるとか展開に無理ありまくりやん、って思たりするけど、まあでもこーゆー話好物やし次も楽しみ!久々に「羊たちの沈黙」読みたなった!
  • mihya
    2023/11/05
    和製レクター博士の手を借りて猟奇的な連続殺人を追う氷膳莉花。グロさがあまりなかったのに拍子抜け。エンタメ的で、2時間ドラマを観ているかのようだったけど、それなりに楽しんだ。続編でもっと面白くなっていくかな。
  • 坂城 弥生
    2022/01/11
    タイトル通り猟奇殺人のお話。そして莉花の複雑な生い立ちや、犯罪に手を染めた犯罪心理学者が絡んできて面白かった。
  • しょう
    2023/05/17
    ネタバレあり
    シリーズ一作目。腹部が切り裂かれ、臓器が欠損した状態で発見される女性の連続殺人事件が発生するも捜査が難航。背に腹は代えられぬと、死刑判決を受けた犯罪者の阿良谷に話を聞きにいく事になった新米刑事の氷膳。犯罪心理学でもある阿良谷の助言を受けつつ、持ち前?の行動力で東奔西走する。バイタリティは評価するが、一方で蛮勇ともとれる言動が少なくなく、読んでるこちらがハラハラさせられてしまう。何より自身が両親を殺された被害者であるにもかかわらず、感情が薄いようで被疑者に悪感情を持たないのが珍しく新鮮だ。→