2(新装版)

発売日 : 2019/11/22
野崎まど6部作最終章! 「究極の創作」に挑む怪作!
日本一の超劇団『パンドラ』の入団試験を乗り越えた青年・数多一人。しかし、夢見たその劇団は、ある一人の女性によって《壊滅》した。
 彼女は言った。
「映画に出ませんか?」と。
 言われるがまま数多は、彼女と二人きりでの創作をスタートする。
 彼女が創る映画とは。
 そして彼女が、その先に見出そうとするものとは……。
 『創作』の限界と「その先」に迫る野崎まど新装版シリーズ・最終章!!
 『2』が、全てを司る。

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みんなのレビュー

  • HANA
    2023/08/25
    やられた。『アムリタ(映)』から続く一連のシリーズの集大成。その為シリーズを読んでいるか否かで印象はガラリと変わると思う。読んでいる最中は、よくあるこの世のものならぬ概念を作る話かあ。この手の話の弱点はそのものを語れない所だなあ。と全体の90%までは予定調和的な終わりも含めて呑気に読み進めていたのですが…。残りの10%で完全にやられました。今までのシリーズの内容に含まれていた伏線に次ぐ伏線回収、どんでん返しに次ぐどんでん返しで完全にこちらはノックアウト。未読の方はシリーズの最後に読むのを絶対お勧めします。
  • オフィーリア
    2024/05/13
    これはとんでもないものを読んでしまった...。“創作とは何か”只管に子のテーマを突き詰めた一作。なバラエティ豊かなこれまでのシリーズ過去五作全てが今作の為に積み上げられていたという構成が凄まじい。シリーズを読んできたからこそ味わえる創作の到達点。いやもう最高です。
  • mihya
    2024/01/27
    ネタバレあり
    ここまでの5作がどう繋がるのかに期待していたら、登場人物なだけ?…ではなかった。ここまでのはあくまで伏線とも言えそう。 二重三重に計画された鳥肌が立つようなラストで面白かった(とは?)が、考えるとむっちゃ怖い。途中、『シュレディンガーの最原さん』とか『鈴木友子』で笑ったはずだが、そのラストがこれとか…。でもオチが良い。 高級紙コップを検索してみたんだが、これは使うのに勇気が必要そう。
  • shio
    2021/01/08
    ネタバレあり
    「この世で1番面白い作品」に触れて、出てくる言葉などありはしない。茫然自失…。日本一の劇団パンドラを一言で崩壊させた最原最早。唯一残った数多を主演に撮影が始まる。p116の衝撃!これまでの作品の人物が繋がり、彼女に取り込まれる。出資者、教育者、不死の命、小説家、娘。全て『2』という映画の完成のためだった。なぜそこまでして創作するのか?答えに迫ると生きているのが怖くなる…。数多の正体には気づいたけど、最原最早のやることには予想もつかない。目次にない「3」のエピローグ、やはり衝撃的!“最後”の登場にも驚き!
  • Shun
    2020/08/13
    シリーズ完結のこの「2」という作品は、ここまで読んできたシリーズ総集編に相応しいボリューム。これまで登場したほとんどの主要人物が随所に再登場し本作の主人公にあたる青年・数多一人を創作の極致へと導く。シリーズ始まりの1巻「[映]アムリタ」では映画製作を通じて”創作”というものの可能性が示され、この巻で終にその到達点が見えてきます。これまで各巻の話は別個に存在していたようなものですが、それも全てこの「2」のための伏線だったと思えば欠かさず読んだ甲斐はありました。そして今後さらに凄い作品を期待したい作家です。