[映]アムリタ(新装版)
発売日 :
2019/09/25
『バビロン』『HELLO WORLD』の鬼才・野崎まどデビュー作再臨!
芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才とうわさ名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。
だが「それ」は“ただの映画”では、なかった――。
TVアニメ『正解するカド』、『バビロン』、劇場アニメ『HELLO WORLD』で脚本を手掛ける鬼才・野崎まどの作家デビュー作にして、電撃小説大賞にて《メディアワークス文庫賞》を初受賞した伝説の作品が新装版で登場!
貴方の読書体験の、新たな「まど」が開かれる1冊!
だが「それ」は“ただの映画”では、なかった――。
TVアニメ『正解するカド』、『バビロン』、劇場アニメ『HELLO WORLD』で脚本を手掛ける鬼才・野崎まどの作家デビュー作にして、電撃小説大賞にて《メディアワークス文庫賞》を初受賞した伝説の作品が新装版で登場!
貴方の読書体験の、新たな「まど」が開かれる1冊!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 737円(本体670円+税)
- ISBN: 9784049128161
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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さてさて2025/05/10161『なぜそこまでして映画が見たいのだろう。なぜそんなに映画が好きなのだろう。僕にとって映画とはなんなのだろう。映画とは、一体なんなのだろう』。そんな思いの先に『映画作り』に深く関わっていく大学二年生の二見遭一の姿を描くこの作品。そこには作品冒頭からは全く予想できない衝撃的な物語が描かれていました。『映画作り』の奥深さを感じるこの作品。表紙に描かれた最原最早のほのぼのとした姿が別物に見えてもしまう衝撃的な展開で魅せてくれるこの作品。これって、SFなの?という展開含め最後まで楽しませてくれた、そんな作品でした。
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HANA2020/06/0180読む前までは大学の映画サークルを舞台にしたライトな恋愛小説というイメージだったのだが…怖い、滅茶苦茶怖い。最初こそ大学生活の楽しさを描いているのだが、頁が進むにつれて、映画の撮影が進むにつれて、どんどん不穏さが増していくのはもう最高。映画の中に潜む魔を描く作品は数多く、天才、マッドサイエンティストを描く作品もまた多いけど、本書は間違いなくその系譜に連なる一冊。さらには某名作ホラー映画と某名作SFを連想させるような内容でもあり…。ラストも含めてSF・ミステリ・青春小説のこの上ないハイブリッドでありました。
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オフィーリア2024/04/2459脳をガンガン揺さぶられる強烈な読書体験でした。大学生が自主制作映画を撮る青春モノのノリでサクサク読み進めていたら、いつの間にかそこは天才の作った狂気の世界。作品には、映画には、人の心を動かし、人生を変える力がある。創作って何とも素晴らしく恐ろしい。
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ぴよぴよ2024/05/2150ネタバレあり芸大の自主制作映画サークル。天才ってどう天才なんだ?なんて思いながら物語に引き込まれていく。役者としてスカウトされた二見が、寝食を忘れ56時間もかけて読んだ絵コンテ。その内容は覚えているものの、なぜ2日間も読んでいたのか本人にもわからない…謎だ。これが読み始めてまだほんの20ページ。薄い本だし、学生が映画を撮る青春物かなと思っていたら、なんだかどんどん爽やかじゃない方向へ。もう最後の最後もひっくり返され、うわっ…怖…とゾワッとくる。読み終わってから再度、最原の蔵書を確認。彼女、何者なんだ?
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mihya2024/01/2446ネタバレあり天才との噂の新入生・最原最早が監督をする自主制作映画に出演することになった主人公。 可愛い表紙と読みやすい文章と軽快な会話に油断していた。完全にやられた。こういう展開だとは…。 蓋を開けてみると、無茶苦茶怖い話だった。これは…癖になりそう。
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