逢う日、花咲く。
発売日 :
2019/06/25
これは、僕が君に出逢い恋をしてから、君が僕に出逢うまでの、奇跡の物語。
13歳で心臓移植を受けた僕は、それ以降、自分が女の子になる夢を見るようになった。
きっとこれは、ドナーになった人物の記憶なのだと思う。
明るく快活で幸せそうな彼女に僕は、瞬く間に恋をした。
それは、決して報われることのない恋心。僕と彼女は、決して出逢うことはない。言葉を交すことも、触れ合うことも、叶わない。それでも――
僕は彼女と逢いたい。
僕は彼女と言葉を交したい。
僕は彼女と触れ合いたい。
僕は……彼女を救いたい。
きっとこれは、ドナーになった人物の記憶なのだと思う。
明るく快活で幸せそうな彼女に僕は、瞬く間に恋をした。
それは、決して報われることのない恋心。僕と彼女は、決して出逢うことはない。言葉を交すことも、触れ合うことも、叶わない。それでも――
僕は彼女と逢いたい。
僕は彼女と言葉を交したい。
僕は彼女と触れ合いたい。
僕は……彼女を救いたい。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784049125344
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2019/06/255013歳で心臓移植を受けたホズミ。それから自分が女の子になる夢を見るようになった彼が、明るく快活で幸せそうな彼女に恋をする奇跡の物語。移植された心臓の持ち主・葵花の記憶を夢で見るようになったホズミが抱く決して出会うことのない報われない恋心。ふとしたきっかけから知る彼女の背景。心臓を介しての二人だけの交流は微笑ましくて、そんな積み重ねがあったからこそ感じた違和感があって。大切な人を救うために最後まで諦めなかった彼の奔走と、彼女の強い想いによって新たに紡がれてゆくこの物語の結末にはぐっと来るものがありました。
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芳樹2019/06/2947記憶転移をモチーフに、心臓移植のレシピエントである少年とドナーである少女の、時間と世界線を超えたラブストーリー。ページをめくる手が止まらず、ラストシーンに胸が熱くなりました。とても素敵な物語でした。
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ami*152019/07/2946ネタバレあり心臓移植を受けて以来、夢に現れるようになった葵花という少女の記憶。ホズミは葵花の夢を見るに連れこの世にいない存在の彼女に恋をする。葵花の死という現実を変えようとするホズミだが、彼女を救うということはホズミの身に残酷な代償が待ち受けるということでもあった。ホズミと葵花、それぞれの命と向き合いながら初恋を叶えようとする2人の姿が純粋で瑞々しかったです。ホズミが命を削って手に入れた2人のための貴重な時間。短いこの時間を葵花には濃密に生きてもらいたいし、改めて私も時間を大切に生きていきたいと思えた作品でした。
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あゆ2021/08/1342逢う日,花咲く。 日向坂のこさかながおすすめしてた本。この話,すっごく面白い!主人公の2人がお互いのことを心で感じていたなんて運命見たい!!
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さばかん2019/07/3031ジュブナイルって感じの小説で良いですねぇ。 これは映画化しますねぇ間違いない。 しかし電撃小説大賞って日本最大級の新人賞なんですね。今や。
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