恋する死神と、僕が忘れた夏

発売日 : 2018/08/25
叶えたい“願い”を持つすべての人に届けたい、ひと夏の忘却と運命の物語。
ある日、目の前に死神が立っていた。その正体は同じクラスの茅野花織。彼女に連れられ向かったのは、僕の唯一の肉親、叔母の入院先だった。
 いつからか、この世界から『忘却』される人が現れたという。少しずつ存在が薄れ、そして『死』とともに完全に忘れ去られる。そんな人々の未練を解消する彼女の――死神の見習いとなった僕は、大切な人との最期の「繋がり」を求める人々と出会う。そんな中、唐突に告げられる僕と彼女の最期の仕事。その時蘇る、僕のとある記憶とは――。
 鎌倉を舞台に描かれる、ひと夏の『忘却』と運命の物語。

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

メディアワークス文庫の新刊

  • 歌詠み姫と晴明の鬼弟子 心をほどく和歌、呪いを断つ剣
    NEW
    歌詠み姫と晴明の鬼弟子 心をほどく和歌、呪いを断つ剣
    和歌で人を救う姫君の護衛役は、安倍晴明の弟子ではぐれ者の鬼!?
    仲町六絵 (著者)
    発売日: 2025/10/24
    メディアワークス文庫
  • 華族の吸血鬼は穢れの巫女を娶った
    NEW
    華族の吸血鬼は穢れの巫女を娶った
    呪いの花嫁と美しき吸血鬼――あやかし溺愛シンデレラロマンス
    つるみ 犬丸 (著者)
    発売日: 2025/10/24
    メディアワークス文庫
  • 心獣の守護人 ―秦國博宝局宮廷物語― 3
    NEW
    心獣の守護人 ―秦國博宝局宮廷物語― 3
    凸凹コンビが心の闇より生まれし怪異を祓う東洋宮廷ファンタジー、完結!
    羽洞 はる彦 (著者)
    発売日: 2025/10/24
    メディアワークス文庫
  • そして、あなたは私を捨てる 死に戻り令嬢は竜の王子の執着を知らない 2
    NEW
    そして、あなたは私を捨てる 死に戻り令嬢は竜の王子の執着を知らない 2
    すれ違う二人の甘く切ない溺愛ロマンス 誠の愛が真実を導く、第2巻。
    柏 みなみ (著者)
    発売日: 2025/10/24
    メディアワークス文庫
  • かくして魔法使いノイ・ガレネーは100年後、花嫁となった 2
    かくして魔法使いノイ・ガレネーは100年後、花嫁となった 2
    愛している風に見せかけているだけ。なのにどうして――。
    六つ花えいこ (著者)
    発売日: 2025/09/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • 2020/02/29
    感動本当に泣ける最後の展開にまじで驚いた。ブルーんムーンか
  • Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです
    2023/09/04
    《あらすじ・感想》ある日僕は死神の見習いになった。僕を死神にしたのはクラスメイトの花織だった。この世界には忘却される人がいる。死に間際に近づくほど存在が薄れていき自分の命が尽きるとき、生きた証拠も全てなくなる。そんな人々の未練を解消する、それが僕たちの仕事だった__。とても綺麗な話で飽きずに読むことができた。人はいずれ死ぬけど死ぬということは命が尽きるんじゃなくて存在が忘れ去られることなのだと学ばされられた。とても胸が窮屈になるお話だが読んでよかったと思えるいいお話だと思った。ぜひ一度読んでみては?
  • た〜
    2018/09/03
    微妙かなー 死神の役割としては風変わりだけれど、死神の仕事の対象がいまいち説得力に欠けるというかピンと来ないというか。それと彼らがどのように逝くのかの描写がないためか話に深みがない。なのでラストシーンも感情移入出来なかった。
  • まるぼろ
    2018/11/14
    ある日、クラスメートの茅野花織から私は死神だと身を明かされた望月章は、死神にスカウトされ彼女の仕事の手伝いを始める事になるが…と言うお話です。最初の頁にある通り終わってしまった後の物語なので、読後に残ったものはただただ感傷と言う印象が強い作品でしたが、これはこれでこういう終わり方で良いのではないのかなとも思いました。死と忘却が定められていた花織が、傍から見れば半ば呪いに近い様にも感じられるけれども、彼女のそんな我儘を章が受け入れたのならばそれで良いのかな、と。そんな印象に残った作品でした。→
  • やまと
    2018/09/01
    死と忘却を司る死神であるクラスメイトの茅野花織に死神見習いを命じられて、花織と共にまもなく死を迎える人たちの未練を解消するすることになり、彼女と行動をするうちに忘れられていた記憶が蘇ることに。うーん、なんというか未練解消のための描写が薄くてうまく乗りきれないまま終わってしまった感じ。それに電撃でも忘却がテーマのを出してたので違うテーマのものを読みたいなと。次作に期待したい。