おとなりの晴明さん 陰陽師は左京区にいる

発売日 : 2017/10/25
わたしの家のおとなりには、どうやらあの「晴明さん」が住んでいる――。
一家で京都に引っ越してきた女子高生・桃花。隣に住んでいたのは、琥珀の髪と瞳をもつ青年・晴明さんだった。
 不思議な術で桃花の猫を助けてくれた晴明さんの正体は歴史に名を残す陰陽師・安倍晴明その人。晴明さんと桃花の前に現れるのは、優しい鬼や京都の街を守る平安京サル会議、美の御利益をもたらす女神様。晴明さんは、いつも憂鬱そうな顔で、けれど軽やかに不思議な世界の住人たちの願いを叶えていく。
 そして現世での案内係に任命された桃花も、晴明さんの術で思わぬ姿に変身して――。
 悠久の古都・京都で紡ぐ、優しいあやかしファンタジー。

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みんなのレビュー

  • よむよむ
    2019/02/14
    ネタバレあり
    初読み作家さんです。ふだんライトノベルをほとんど読まないので、読メのイベントを機に作品を読み始めたら、意外と楽しい。本作はあの有名な安倍晴明が閻魔大王の力により、冥官として生き返っていた。しかも現世を知るために研修を兼ねて、現世の京都で暮らしているという設定。更に隣に越してきた女子高生が、晴明に現世の常識を教え、見返りに勉学と陰陽道を教えてもらうというから驚きだ。表紙の絵にも引っ張られ、何とも軽めの晴明だが、新しい晴明像としての驚きもあり面白かった。
  • カメ吉
    2017/12/11
    この作品は予想以上に面白かった。京都のガイド的な読み方をしても面白いのでは?短編5作ですがどれもユーモアあり歴史の勉強もありで楽しい作品ばかり。第二話に登場の篁卿と時子は『からくさ図書館』シリーズをすでに継続中なんですね。ぜひそのシリーズも読んでみたいです。最後に本作品のヒロイン桃花の一家は引っ越し前の住み家は私の地元なんでビックリでした。
  • スズ
    2018/10/13
    大津市から京都に引っ越した女子高生の桃花は、飼い猫を隣家に暮らす晴明という青年に救出して貰って以降、縁あって家庭教師と生徒という関係に。だが、晴明の正体は閻魔庁第三位の冥官にして、平安時代の大陰陽師安倍晴明その人で…。『からくさ図書館の来客簿』とかなり濃くリンクしており、小野篁が掌に生み出した瀟洒な煉瓦造りのからくさ図書館の外観に歓声を上げたり、可愛らしい仕草が多い時子の可愛さにメロメロになったり、茜の店のかんざしを褒めまくったりと、感情表現豊かな桃花と聡明だが世間知らずの晴明の二人が大好きになりました。
  • 舞※しばらく平常通りではないかも泣
    2019/04/05
    滋賀から京都に引っ越してきたリボンが大好きな女の子と、陰陽師。 この類の話は好きじゃない… パラ読み。
  • 佐島楓
    2017/11/02
    ネタバレあり
    安倍晴明そのひとが隣人、という楽しい設定。女子高生の桃花とこれからどういった関係を築いていくのか、無防備すぎる彼女がちょっと心配でもあります。同じ作者さんの他作品とのリンクもあり、面白い展開を期待します。