アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判

発売日 : 2017/08/25
ようこそ、アリクイさんが営むおいしいハンコ屋さんへ
「人がハンコを作る時には事情があります」そう語るのは喫茶店にして印章店という『有久井印房』の店主。
 しかしその姿はどう見ても白いアリクイで、なおかつ少々ふっくら気味。そんな店長をサポートするのは、ウェイトレスの宇佐ちゃんと、キザなカピバラのかぴおくん。
「ハンコを作ってください!あれ、なんでシロクマが?」
 訪れ驚くお客さんに「ぼくはアリクイです」と静かに出されるコーヒー。
 不思議なお店で静かに始まる、縁とハンコの物語。

☆【モフモフ重版中!!】鳩見すたの〈ほっこりモフモフ〉シリーズ☆
『アリクイのいんぼう』
第1弾 家守とミルクセーキと三文じゃない判
第2弾 運命の人と秋季限定フルーツパフェと割印
第3弾 魔女と魔法のモカロールと消しハン
第4弾 愛する人とチーズケーキとはんこう

『ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん』
第1弾 なるほどフォカッチャ
第2弾 ときめきフォカッチャ

『秘密結社ペンギン同盟』
第1弾 あるいはホテルコペンの幸福な朝食
第2弾 あるいは南国ホテルの幸福な朝食

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みんなのレビュー

  • スズ
    2017/09/17
    美味しいデザートと多種多様な判子をオーダーメイドで作ってくれる喫茶店兼印鑑屋である「有久井印房」を訪れる客達が、判子と甘~いデザートに並々ならぬ情熱を燃やすアリクイさんと、兎の耳を生やした可愛らしいウェイトレスの少女と出会い、判子にまつわる大切な思い出や事件を通して自分を見つめ直していくほんのりと甘く温かい物語。アリクイが器用に料理をし、オススメの判子を紹介してくれるお店に最初は目を白黒とさせる客達でしたが、彼らが家庭や職場にいる大切な人達の想いに判子を通して気付いていく様子が良く、程よい余韻が残りました
  • のんき
    2018/01/30
    まず、表紙がよかったです。かわいい❤️それにつられちゃいました。疲れていても、ホッコリ癒される作品でした。アリクイさんがケーキを作って、お客さんに出します。でも、ハンコも売ってたりします。人はケーキって話ししてる人がいました。「間に色んな経験をはさみ込んでも、土台がしっかりしてなきゃ、ちょっとフォークでつついただけですぐバラバラになってしまう」じゃあ、わたしもケーキなのかなあって。わたしがケーキだとすると、何ケーキかなあ。栗好きだからモンブランかなあ。チーズケーキも、タルトもミルフィーユも好きなんだけどな
  • た〜
    2018/09/05
    ネタバレあり
    面白かった。連作短編4話。第4話だけ経路が違うと思ったら過去話なのね。うさ耳なウエイトレスさんが話が進む毎にどんどん面白くなっていく肥満気味のミナミコアリクイさんが、自分の爪でチタンをコリコリ削ってハンコを作っているところを想像すると癒やされるべきなのかシュールだと引くべきなのか悩んでしまう
  • bluemint
    2019/06/27
    陰謀じゃなく印房ね。ちょっぴりシリアスな現実世界と、ドアの向こうのメルヘンみたいな世界。並行して読んでいる閻魔様の娘シリーズに構造が少し似ている。登場人物が少しづつ登場しているのも楽しい。謎がいっぱい残るけれど、無理に答えを望むのはヤボというもの。大傑作ではないけれど、読んだ後、また明日もいいことがあるかもしれないと思わせてくれる。
  • 青蓮
    2018/03/21
    喫茶も営む印房の店主・アリクイさんのお店に訪れるお客さまそれぞれにスポットがあたる、ほのぼの短編集。優しくじんわりあたたまる人間ドラマです。最後まで読むと、どの短編集も全てどこかで繋がってます。登場する軽食やスイーツの描写が美味しそうです。「パンドラ」の意味に納得。