僕を導く、カーナビな幽霊
発売日 :
2017/05/25
優しい声で彼女は言った。「私を殺した犯人を見つけてほしいの」と。
離婚の危機を迎えていた菱見悠人は、気分を一新しようと一人旅を決意。中古車を購入して1週間の気ままな旅行に出かける。しかし、その車のナビには女性の幽霊が取り憑いていて――「私、殺されたの。犯人を一緒に捜してくれない」と懇願され……。
ひょんなことから始まった、お人好しの青年と明るい幽霊との珍道中。はたしてその旅の結末は……。
軽妙なタッチで描かれるライトミステリーにして、感涙必至のヒューマンストーリー。
ひょんなことから始まった、お人好しの青年と明るい幽霊との珍道中。はたしてその旅の結末は……。
軽妙なタッチで描かれるライトミステリーにして、感涙必至のヒューマンストーリー。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048929585
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2017/05/2848ネタバレあり設定は面白い。けれど、ご都合主義ととられても致し方ない部分も目立った。車に憑りついている彼女の存在をあっさりと受け入れたり、ばらしてしまうのはいかがなものか。ミステリ部分ももう少しひねりがほしかった。
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しぇん2023/04/2317KindleUnlimitedで。不妊問題で離婚寸前の旦那。娘が誘拐事件の後遺症で苦しんでいる休職中の刑事。妹が行方不明になってしまっているオカマ。そこに殺されてしまったという幽霊も絡んでくる事件。一つの話に収束していくのは、明らかでしたが結構面白かったです
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まるぼろ2017/09/0117とある事から一人旅を決意した菱見悠人は中古車屋の店員から格安で中古車を購入したものの、その車のカーナビにはある女性の幽霊が憑依していて…と言うお話です。割りとミステリ寄りな作品で、それでいてしんみりとさせられた良い作品でした。悠人と朱莉にとっては幸せな結末なんだろうけど、お腹の子…衣茉莉の事は託せたにせよこれでは美桜さんが浮ばれないなぁ…と思っていた矢先のラストの行だったので、何となく報われた気分になれました。事件の凄惨さの割には最後には清々しい気分で読み終えられて満足でした。次回作も期待です。
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た〜2018/09/2315隣人の死体は〜の作者だったのね。あとから気付いた。前作と比してぐっと良くなっている。見知らぬ幽霊に自分を殺した犯人を見つけてくれと頼まれるという、何処かで(越谷オサム著 ボーナス・トラック、とか)見たような設定だけどそこは些事。犯人探しの珍道中が楽しい。ミステリーとしては及第点かな。最後はそう来ましたか、やられました。乙女なおじさんは報われるのかな?無関係なドライバーと薬物依存の囚人さんがお気の毒
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スー2018/04/0114ネタバレありとある事情から離婚の危機に瀕している菱見悠人は一念発起、格安ミニバンを購入して一人旅に出ることにしたのだが、そのカーナビには女性の幽霊が憑依していて。「お願い…私をさがして…」彼女が巻き込まれた事件の真相を探る旅に出かけることになってしまう。その真相とは?そしてその旅の終着点で待つ縁とは?面白かったです!刑事ものミステリーにラノベ、SF要素を取り入れた作品かな。ストーリー的には暗くなりがちな要素が多いものの美桜さんの気のいい親戚のお姉さん的な性格が物語を明るくしています。フラグもきちっと回収。ラストも納得
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