湯屋の怪異とカラクリ奇譚 2
発売日 :
2017/04/25
その湯屋に湧く不思議はあたたかい
妖怪が営むその湯屋では、今日も湯加減のいい風呂とたくさんの不思議が待っている。そこにふらりと現れた老カラクリ技師の半月堂。とぼけた風情だが腕は確か、そしてなにやら謎めいた目的があるようで――?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048928908
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みんなのレビュー
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はつばあば2017/07/2869ホンワカと読後感はいい。一巻よりうんと読み易い。佐吉と運命の出会いをするカラクリ技師。人と妖怪の付き合いの方がいいかも。現実の世界は・・稲田氏のホッとした表情。あれが本当のアベさんが推した人の表情だったんだろう。能力以上の重圧は人を歪める。佐吉の天性のカラクリ師としての腕前はおじいさん譲り。才能っていうものはず~っとご先祖様からの賜物。この本が漫画ならわかりやすかったかも。
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真理そら2019/07/1544佐吉の件(くだん)・若葉が可愛すぎる。「ハンセイタリナイ」「ハゲロ」とか罵られてみたい。なんとなく道後温泉の有名な建物を連想させる湯屋を舞台にカラクリ技師志望の佐吉がウロウロオロオロしながら成長していく物語。続編が出たらまた読もう。
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はつばあば2020/04/2839再読(#^^#)。3年前の私の頭と今の私の頭と変わりなく一安心。なにがあれ寿命が来るまで生きる!伽藍堂のように(^^;
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飛鳥2017/09/0128妖怪たちが営む湯屋で働くカラクリ技師を目指す人間の佐吉の第二弾も楽しくて心がほかほか温かくなる物語で良かったです。湯屋の前で偶然出会ったカラクリ技師の男性を家で預かることに、長屋の住人達からも屈託ない性格と壊れた身の回りの物を修理してくれる事から大人気になる男性。佐吉も振り回されながらも団欒に嬉しそう。師匠の伽藍堂の心情や思い出が克明に今回は描かれていてこれから彼がどうなっていくのかも気になります。佐吉の家に転がりこんできた男性、半月堂にも癒されました。次巻も楽しみ。早く読みたいです。
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Nyah2019/03/0813ネタバレあり湯屋の奉公人の佐吉はカラクリ技師になりたくて伽藍堂に弟子入りをしていた。そんなある時ふらりと現れた老カラクリ技師の半月堂。佐吉の長屋に居候する。白猫(主さま、白闇)と自分の件がひっついて、そのくっついたモノが伽藍堂直す道具になるとか。仟石に地獄にやられたりしたけど、佐吉、伽藍堂直って良かった。近江屋で弟子入りした方がいいと言われても、夢を笑わなかった伽藍堂に弟子入りしたいと。しかし伽藍堂がまあ。半月堂は自分の妻の顔を覚えてないとはね。これで終わりかしら?
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