タイムカプセル浪漫紀行

発売日 : 2016/12/22
失いかけた夢をつなぎとめてくれたのは、過去からきた君だった。
考古学者を志す大学生・英一の心は、考古学者であった父の捏造事件によって粉々に砕かれた。しかし、失意のまま過ごす彼の許に、10年前に死んだはずの幼馴染の少女・明日香が現れる。彼女が彼に求めたことは――?

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みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2017/01/20
    ネタバレあり
    この物語をどう閉じるのだろう、と思い読み進めていたら、どこかで見たアニメのような展開になってしまい残念な気持ちになった。ラストに至る過程はよかっただけに、余計にそう思ってしまった。かつての恩師に会うシーンがお気に入り。どんなことがあっても信じてくれる人の大切さは身に染みる。
  • まりも
    2017/01/01
    考古学者の父の遺跡捏造事件によって失意の日々を過ごす青年・英一が、10年前に亡くなった幼馴染の少女・明日香と共に「たからもの」を探しに行く感動の物語。あぁ、やっぱり松山先生の作品好きやなぁ。帯に書いている通りゆったり読んでじっくり泣ける良い作品ですね友人や恩師との再会、大切な人がタイムカプセルに込めた想いを通じて、英一が再び夢に向かって歩き出す。この王道展開が本当に素晴らしく、読後は感動で胸がいっぱいになりました。松山先生の作品は心に直接響いてくるから良いんだよなぁ。切なくもあたたかい素敵な1冊でした。
  • よっち
    2016/12/23
    考古学者である父の遺跡捏造事件で同じ考古学者となる夢に希望が持てなくなった大学生の英一。そんな失意の日々を過ごす彼の前に10年前に亡くなった幼馴染の少女・明日香が現れる物語。昔果たせなかった明日香との約束。昔埋めたタイムカプセル探しを提案する明日香と共に向かう以前住んでいた街と、そこで出会うかつての友人や恩師たち。明るく天真爛漫だった明日香のやりたかったこと、望んでいた未来には切ない気持ちにもなりましたが、自分を見失いかけていた英一の背中を押してくれた彼女の想いが大きな転機に繋がってゆく素敵な物語でした。
  • はな
    2016/12/25
    初読み作家さん。考古学者の父と同様考古学者になるべく勉強していた大学生の主人公。突然、父親がねつ造疑惑の渦中の人となり夢が持てなくなって悲哀大学に退学届けを出した時、10年前に亡くなった幼馴染がやってきてタイムカプセルを捜そうと故郷へ連れていく。ファンタジーではあるけれど今まで支えてくれていた人、心配してくれていた人と出会いタイムカプセルの中に詰まっていた夢がもう一度頑張れと支えてくれるじんわりと暖かい話でした。
  • た〜
    2016/12/27
    なぜに”ル”がひらがな書きじゃないんだ!?そこは”る”じゃなきゃダメでしょう。閑話休題。思った以上に「あの花」だった。まあ、嫌いじゃないですけどね。話の内容に意外性はないけれど物語の紡ぎ方は美しいので、他の作為品も読んでみたいかな