七日間の幽霊、八日目の彼女
発売日 :
2016/08/25
あの夏、ぼくの前に突然“彼女”がやってきた――。
あの夏、僕の前にやってきたのは、いないはずの"彼女"だった――。
――ぼくは、彼女が誰なのかわからない。
ちょっとした不注意で事故に遭い、入院することになったぼく。退院の日、目の前に現れた女の子は、ぼくの"彼女"だと自己紹介してくれた。でも、ぼくの記憶では自分には彼女はいなかったはずなのに。
――彼は、わたしが誰なのかわからない。
今回の夏も、わたしは彼の前にやってきた。二人で過ごした日々、一緒に見上げた星空を取り戻すために。同じ七日間を過ごす彼を連れて、八日目の世界を教えるために。
これは、夏を繰り返す、彼女とぼくの不思議な恋の物語。
――ぼくは、彼女が誰なのかわからない。
ちょっとした不注意で事故に遭い、入院することになったぼく。退院の日、目の前に現れた女の子は、ぼくの"彼女"だと自己紹介してくれた。でも、ぼくの記憶では自分には彼女はいなかったはずなのに。
――彼は、わたしが誰なのかわからない。
今回の夏も、わたしは彼の前にやってきた。二人で過ごした日々、一緒に見上げた星空を取り戻すために。同じ七日間を過ごす彼を連れて、八日目の世界を教えるために。
これは、夏を繰り返す、彼女とぼくの不思議な恋の物語。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048923125
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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優愛2017/11/0459短夜に怯え、繰り返した夏。そこには呼吸、身体だってちゃんとある。ただ、想い出だけが失われたまま──。どうしても、どうしたって絶対に貴方が良かった。私には、貴方しかいなかった。忘れない。忘れないよ。あのこと座も小さな夏の第三角も。だから貴方も忘れないでいて。涙を隠して笑える程、降り注いだ星の数だけただ一人貴方だけを想ってきた。あの日、名付け掴んだ星は八日目の私を照らしてくれたね。居場所をくれた。大好きな人を救ってくれた。大切な想い出をあの空から返してくれた。夜に浮かぶあの星座のように私達を、繋いでくれたの。
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佐島楓2016/09/3057意外性こそないものの、ふわっと自然なイメージが心に残る。シンプルで、優しくて、ちょっと哀しい。
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おつまみ2019/09/2956彼女の秘密は悲しい。ただ、彼氏への想い、その背景、最後のどんでん返しと想いが記憶に残る。切ない系恋愛はいい。
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た〜2016/08/2652作者買い。非常に良かった。交通事故にあった「ぼく」の前に現れた”彼女”を自称する女の子。”彼女”でない彼女が、幽霊になったこと、そしてやめる決意の恋愛物語。彼女と”彼女”の愛情も素敵だし、彼女を支える周囲の人々、特に「ぼく」の妹が素晴らしい。
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インド2018/11/2650180冊目に到達!щ(゜▽゜щ)。ひまわり、夏、記憶、心臓、そして星の物語。彼女がいないはずの「ぼく」の前に、突然「彼女」を名乗る女性が現れる。しかし、家族も友達もその女性を彼女と認識している。彼女は何者か?幽霊とはなにか?キセキを起こす鍵は・・。明かされる真実に仰天すると同時に、切なさも押し寄せてきた。生きててほしかったなあ。そして、4年に渡る彼女の努力と、ふたりで交わされた星の話を受けて、前を向いて生きていくことを決める姿に、胸をうたれる。夏の星空の物語。
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