踊り場姫コンチェルト

発売日 : 2016/07/23
青春の踊り場にいる彼女と僕の、吹奏楽ストーリー。
その日、踊り場でひとり佇む君と出逢った――
彼女と僕が奏でる、青春吹奏楽ストーリー。

全国大会を目指すべく、県立伊佐美高校吹奏楽部に入部した梶浦康規。
真面目で正確な演奏しか取りえがない康規が命じられたのは、天才的な音楽の才能を持ちながら、破滅的な指揮を振りつづける問題児「踊り場姫」藤野楡を、まともな指揮者に生まれ変わらせることだった。
周囲に関心がなく自分の思う指揮を振る楡には取りつく島もなく、演奏は空回りを続けるばかり。
どうすれば、彼女と周囲の歯車とを噛み合わせることができるのか。コンチェルトを奏でることができるのか……。
青春の踊り場にいる彼女と僕の、吹奏楽ストーリー。

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みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2016/09/10
    技術はあるが音で表現できるレベルまで達していない男子吹奏楽部員と、周りと協調することが難しい少女という組み合わせはよかった。ただ物語の展開にもう少し起伏がほしいなと思った。この作家さんの作品は好きなので、続編を希望します。
  • まりも
    2016/07/26
    型にはまった演奏しか出来ない少年と、周囲を振り回す自由すぎる指揮しかできない少女が出会い、全国大会出場を目指して頑張る話。全体的に薄味ですが、爽やかな読後感の残る良いお話だったと思います。ぶつかり合っていた二人が、ある出来事をきっかけにして距離が縮まってシーンや、ラストの展開は純粋に良かったし、青春のキラキラを味わえたのはとても良かったです。ただ、楡の心境の変化や、肝心の吹奏楽部シーンなど描写不足な点も多く、読み応え的なものはあまりありませんでした。悪くはないんだけどね。次回作に期待しましょう。
  • よっち
    2016/07/24
    伊佐美高吹奏楽部に入部した梶浦康規が、全国大会を目指すべく先輩から才能を持ちながら破滅的な指揮を振る「踊り場姫」藤野楡を変えるよう命じられる物語。生真面目な演奏になりがちな康規と型破りな指揮者・楡という対極な二人の印象的な出会い。孤高な存在だった楡の康規の作曲を知ってからの変化、変わらぬ指揮をする楡との衝突、それを乗り越え素晴らしい演奏に繋げてゆく展開はとても良かったですが、吹奏楽をメインに据えた物語で楡の変化など繊細な心理描写があるともっと良かったのかも。全体としては清々しい読後感のある青春小説でした。
  • すずね
    2016/07/25
    ★★★★☆ スラスラと読める良い作品だった。私は吹奏楽部じゃないから詳しいことはわかんないけど、吹奏楽部はこんな感じなのかなぁ?と思った。私的にはもうちょっと恋愛ぽいのをを入れて欲しかったな。それに、説明不足なところが多々あったからそこはもっと詳しく書いて欲しかった。でも、『ザ・青春』って感じで、私は意外と好きな作品だった。また、再読したいと思える作品だったと思う。
  • ひかはる
    2019/04/23
    踊り場の姫と協奏曲を作り上げる物語。 天才的な音楽の才能を持つ指揮者、楡(にれ)。しかし彼女の指揮は破天荒で、めちゃくちゃで… そんな彼女を変えるために試行錯誤する康規。しかし彼女にも破天荒な指揮をする理由が… 楡とぶつかりながらも前を目指す。みんなそれぞれ頑張っている姿が素敵でした