なにかのご縁 2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う
発売日 :
2014/09/25
とっても愉快でちょっと切ない『縁結び』をめぐる物語、第2弾。
春が訪れて、縁結びに大忙しのゆかりくんとうさぎさん。何度かストーカーに間違えられつつも、順調に人と人との縁を繋いでいきます。しかし、そんな彼らの前に、碧い目をした留学生の少年・ローランと、もふもふの茶色いうさぎ・ユリシーズが現れました。フランスからはるばるやってきたその一人と一匹は、縁結びの修行のため、ゆかりくん&うさぎさんコンビと『縁結び勝負』をしたいというのです。貴族出身で始終偉そうな彼らにげんなりしながら、ゆかりくんとうさぎさんは新たな『ご縁』の騒動に巻き込まれていき……。人と人との心をつなぐ物語、待望の第2弾。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048669962
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みんなのレビュー
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スズ2016/10/24151春になり、縁結びを司る兎と共に、新入生達の恋の縁結びに奔走するゆかりの前に、フランスからの留学生のローランとお供の兎のユリシーズが現れる。彼らも縁の結び手で、修行の為ゆかりに縁結びの勝負を挑んでくるが……。人の背中から伸びている縁の糸がはっきりと見えるゆかりに対して、糸がぼんやりとしか見えないローランが前向きな性格と努力によって、縁の糸を見るために奮闘していたのが良かった。恋や夢や命など、様々な縁があり、それらを結んだり、断ち切る結び手のゆかりが大きく成長した。兎達にメロメロな西院さんが可愛らしかった。
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た〜2014/09/26104作者が野崎まどでなければ文句なしに絶賛しているところだけれど、前巻からして直球勝負であることはわかっていたけれど、やっぱり野崎まどの超変化球が読みたいような・・・ フランスから同業者(?)がやってきていきなり勝負を挑まれるとのことなのでそれなりの展開を予想したけど、悪ふざけなドタバタにはいかず直球勝負でした
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とも2017/05/1996ネタバレありシリーズ二作め。正直なところ前作の内容ほとんど覚えてないけど特に支障なく読めました。 今回は海外から新たな縁結びコンビが登場。とてもわかりやすいキャラクターで後半はほぼ主役の座を奪ったような勢いでした。巻き込まれ受け身なゆかりくんより猪突猛進でやる気溢れるローランの方が主人公っぽく感じるのかしら…。個人的には教授とローランのお話が好きです。 人と人だけでなく物とも縁が働いてるんだとしたらしょっちゅう物がなくなる自分は縁がブチブチ切れてんのかなぁ。
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ひめありす@灯れ松明の火2014/10/2692あー!うさぎさんが2匹に増えてるー!!可愛い-!もしゃもしゃしたいー!!一匹を膝に乗せてもう一匹を頭に乗っけて三人で(一人と二匹?二柱?)でDSしたいー!もしくは酒盛りでも可ですよ!!新キャラ縁むすビュタント(気に入った)も加わって、ますます騒動は賑やかに。でも結べない縁があり、ほつれる縁があり、断ち切られる縁がある。ゆかりくんが夢との縁を絶てないのは、彼が若いから。上手く言えないのだけれど、当然だと思います。でも夢って一つじゃないから。縁は異なもの味なもの、と言う事で、来年次もどうぞよろしくお願いします
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よっち2014/09/2575新学期で縁結びに奔走していたゆかりくん&うさぎさんコンビの前に、フランスから来た留学生ローランと茶モフのユリシーズというライバルが登場。縁結びで張り合ったり、西院さんとお近づきになったりでゆかりくんをやきもきさせたりしましたが、しかし中途半端な縁結びの力しか持たないそのローランの成長が今回のメインテーマに思えました。悲しい別れを乗り越え縁結びの力を身につけたローランは、今後レギュラー化しそうです。依然として院政のごとく隠然たる力を有する西院さんも今巻は脇役。また彼女をメインに据えたお話も期待したいですね。
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