推定未来 白きサイネリアの福音
発売日 :
2014/06/25
逃れられない過去があるとしても変えられない未来はない――
あらゆる情報から予測された犯罪を未然に防ぐ警視庁捜査一課の特殊班・通称「ミゼン」。そんな眉唾部署へと転属になった君島透は「人の不幸を呼ぶ女」と噂される美人係長・如月美姫の下で犯罪を追うことになり……。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048667166
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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シ也2016/02/0748警視庁捜査一課に新設された犯罪未然防止対策係。ストーリーは海外ドラマの似たような奴と一緒なのかと思ったらそんな事はなく、中々面白かった。特に品川署から異動した君島刑事が良い感じ。ただ犯罪の防止よりヒロインにして係長の如月の過去にまつわるエピソードが長かったので、続編で未然防止のストーリーを描いて欲しいところ。鴨居たち他のキャラも良い感じなので、各々を主人公にした回も読んでみたい
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マコポン2014/12/1340間宮夏生さん初読みです。まさかこういう展開になるとは思わなかった。でもめでたしめでたしなのか。
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いーたん2015/03/2738これは2〜3冊かけて描いても良かったのではと思いました。犯罪予報の活躍が少なかったかなー。数件の事件を手掛けてから、ラストの展開に持っていったほうが、読み応えもあったかな。と思わないでもないです。ラストのオチは分かりやすかったですよね。他の方の感想でもあったように、主要人物たちが、皆、両親を子供のころに亡くしてるとか、ちょっと強引かつご都合主義ですね。続きはあってもいいかなと思いますが、それよりもやはり、この結末をラストにするなら、それまでに数件の事件があっても良かったと思う。ちょっともったいない。
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dr20062018/04/2531初読み間宮夏生。MW文庫の中ではかなり硬質な類になるのではないだろうか、読み応えもあり楽しめた。予測された未来の犯罪を防ぐという警察の組織「犯罪未然防止対策係(ミゼン)」に、主人公の刑事君島は突然異動を命じられた。君島を引き抜いたのはミゼンのカリスマ的ボス如月美姫だ。上層部に顔が利き、聡明且つ容姿端麗、全て完璧に思える彼女の秘密とは?洗練されたキャラと人間臭いサスペンス、伏線の回収もよかった。「捜査は事件が起きてから」という後手の犯罪防止に一石を投じる。この切り口から掘り下げた続編があっても面白いかも。
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ymartak2014/09/2419犯罪を事前に予報し未然に食い止めるシステムを運用する部署に転属になった巡査部長とその女性上司を軸とした物語。全体的には上手くまとまっているのだが、非常に広がりのありそうなアイデアを扱っているのに、物語は狭い人間関係に収束していってしまうのが少し残念。
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