レイカ 警視庁刑事部捜査零課
発売日 :
2014/04/25
心に傷を負った美しき女刑事、音無レイカ。 犯罪を憎む彼女には、驚くべき能力が──。
警視庁刑事部に配属となった若き刑事、大和。彼が足を踏み入れたのは刑事部捜査零課。そこは、組織から弾かれたアウトローの刑事ばかりが集められた部署。 デスクのそばに置いた盆栽に語りかける昼行灯の羽佐間警部、ソファでくつろぎながらスマホゲームに熱中する春日警部補、ほとんど刑事部屋に戻ってこない陣内巡査部長。個性的な刑事たちの中でも、音無レイカは、驚くべき才能をもつ女性刑事だった――。 心に深い傷を負った美しき女刑事レイカと、正義感あふれる大和刑事。陰惨で哀しい殺人事件に遭遇する彼らが、凶悪な犯人を追いつめていく。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048665636
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みんなのレビュー
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papako2020/04/2159死人に触ると顔をコピーしてしまう女性刑事、レイカシリーズ。相棒は宝福大和ってめでたい名前だけど死体アレルギーで子供の頃から死体を見つけてしまう困った体質。レイカは『首狩り事件』で姉を亡くし、犯人を追う。さてさてどうなる?ぼんさい警部とか春日とかイカレ科学者とか陣内さんとか、脇役も個性的。
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はつばあば2017/05/0859東京ダモイを読んでいましたが、シベリヤ抑留兵士の話は、漫画で軽くなった頭には失礼になると、横に置いてこちらのレイカを。漫画からの移行本には最高。内藤了さんの本が気にいられた方には是非のお勧め本。警視庁捜査零課には盆栽に話しかける昼行燈のふりをしている主任さん。新人として入った大和は死体に好かれる死神さん。そして題名のレイカさんは・・亡くなった方の顔になれる。ここまででも興味がわくでしょ。その他警察官として、はみ出した者達の集まりの部署。復讐は蜜の味か・・それとも苦いか。2巻にいきます(^^)
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えみ2022/10/2357誰かを憎み続けるということは、自分の幸せを削りながら作り出したエネルギーをその憎しみのために補充していかなければいけないのだと思う。一つの犯罪は幾人もの人生を狂わせる。そしてまたここにもそんな憎悪に囚われた一人の美しき刑事が存在した。姉を殺された刑事・音無レイカ、彼女は自分の顔を封印し、姉の仮面に付替えた。彼女は自分を失ってしまったのか?復讐に燃えるレイカを筆頭に、それぞれの事情を抱えた刑事達が犯罪に立ち向う捜査零課シリーズ第1弾。ただの警察小説ではない、不思議な能力を持つ刑事の哀しくて危うい報復捜査。
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はつばあば2020/04/25513年たつとすっかり忘れてしまうものか・・。たった3年なのに。読んだはず・・でも私の読んだ証が見つからない。コミックで読んだのだろうか・・この人犯人だったよね・・。なんて思い出し思い出ししながら読了。また3年たったら忘れているかも。それでもまた読みたくなる。出来の悪い息子を持った議員。その議員に忖度した刑事・・いつになったらまともな議員や刑事が現れてくれるやら。コロナにことよせて国の金を思い通りにする官庁と議員たち。これから先の長い人達は・・苦労を知らない人達はどう対処していくのだろう
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いーたん2014/05/3042警視庁刑事部捜査零課。そこは警察組織の中からはみ出た者たちが席を置く窓際部署。死体発見能力の刑事や死者の顔をコピーする女刑事と特殊能力者がいるとファンタジーのイメージを抱くが本作は基本的に捜査は脚で稼ぐの手法で、特殊能力があるが普通の刑事モノの印象を受けました。次巻がある終わり方だったので今後の展開はどのような方向に行くのか楽しみです。ファンタジー方面か普通の刑事モノか、それとも・・・
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