犯罪者書館アレクサンドリア 殺人鬼はパピルスの森にいる

発売日 : 2014/04/25
犯罪者書館アレクサンドリア。ここには、本好きの悪いやつしかいない。
犯罪者書館アレクサンドリア。僕が親の借金の形に売り飛ばされた先は、犯罪者のみが集まる非合法な本屋。常識も法律も人権も存在しないその店では、ホームズを名乗る殺人鬼によって次々と常連達が消え始めていた。

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みんなのレビュー

  • そのぼん
    2016/12/04
    ネタバレあり
    犯罪者ばかりが集まる書店で働くことになった主人公・・・。かなり変わった設定の作品ですが、そこそこ楽しむことが出来ました。最初の方を読んでいた時に思っていたのとは違う方向に話が進んでいったので意外でした。まさかこの人物が・・・って感じでした。
  • スズ
    2020/06/11
    父親の借金のカタとして臓器を摘出される寸前に追い込まれていた大学生の六彦は、夏目と名乗る女性に6千万で命を買われ彼女の店で働く事になるが、そこは裏社会の犯罪者だけが訪れる秘密の地下書店で…。定価の百倍の値段で本を売り、日がな一日カウンターで黙々と読書する夏目のミステリアスさが良い感じで、殺し屋や変装師等お客さんも個性的でナイス。書店の常連客を次々殺害していく謎のホームズと、地下という閉鎖空間を利用した時間差トリックも面白かった。お気に入りの六彦の前ではスヤスヤと眠ったりじゃれついたりと、アーミン可愛いな。
  • はつばあば
    2020/06/03
    ネタバレあり
    六彦(主人公)の二ヶ月あまり「非現実的な書店アレキサンドリア」で過ごしたのは夢だったのではないか・・。なんて思うも現実に夏目さんも死にアーミンも怪我をしていた。だいたい初っ端から親の借金が6000万円で返済の為に六彦の体・・臓器で支払わせるなんてことから始まったこの本、平凡な人間には、そういう恐ろしい世界もあるんや・・と思うと同時に六彦が夏目に助けだされてほっとしたのに・・夢だったの?と。こう・・何とも言えん胸の内・・一気に読ませてくれたのですがレビューになる表現ができない
  • ううち
    2015/03/15
    今まで読んだことのない『書館』という設定や登場人物が個性的。テンポよくて読みやすかったです。六彦さんとアーミンの掛け合いがほほえましい。続編があるならば六彦さんが外に出て本を探し出してくるっていうパターンがもっと読みたいです。
  • momi
    2014/09/11
    本を愛する犯罪者達のお話…。あーあー途中までは面白かったのに!「アレクサンドリア」この店は、どの本も定価の百倍で販売している店。そして集まる客は本好きな犯罪者達!!常識が通じない店の常連客達が、シャーロックホームズの名をかたる殺人鬼に次々と殺されていく!幾つかの謎解き、そして殺人鬼ホームズは誰??キャラもたっていたし、沢山の本もででくるし、雰囲気もあったのに…。最後は呆気ない終わり方。殺人鬼の動機もよくわからず…と言うか納得できるものではありませんでした。とても残念な作品です!