天下人の軍師 下 黒田官兵衛、水の如く泰然と

発売日 : 2013/11/22
2014年大河ドラマの主人公、黒田官兵衛。名軍師の壮絶な人生を最期まで描ききる!
豊臣秀吉を天下人へと導いた、名軍師・黒田官兵衛。その秀吉に「わしが死んだあとに天下をとるのは、この男しかいまい」とまで言われながらも、拝領した九州・豊前の地に退いて、静かに余生を送ろうとする。しかし秀吉たって願いから、九州の一揆鎮圧や小田原城攻めに赴き、戦場で采配をふるうことになるのだった。その一方で、老いた秀吉との距離が広がっていき、やがて……。 2014年大河ドラマの主人公、黒田官兵衛。その激動の人生、最期までを描く本作。晩年まで波瀾万丈の日々を送った男の壮絶な生き様を追う。

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みんなのレビュー

  • saga
    2016/06/24
    意に染まない読書は苦痛である。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの例えどおり、著者の書きぶりが鼻につく。「し、しかし」「な、なぜ」「だ、だが」などなど何故こんな言い回しを多用するのか? 会話をドラマティックにせんがための表現だろうが吃音症かっ! と突っ込みたくなる。他の伝記でもう一度勘兵衛の生涯を味わい直したい。
  • sin
    2014/08/07
    好人物でいい人官兵衛。人を裏切らず、領民や家臣、家族思いのいい親父さん。秀吉とも良好な関係で、家康ともそれなりに良好。陰気で野心家な人物像とは真逆の性格で、小早川や吉川との関わりかたの描き方が結構新鮮。 この本では、関白秀次と秀秋も凡愚な人物では無かった。 幕末まで続いた大藩の福岡(黒田)藩の礎を築いたエピソード。 読みどころはありました。
  • (●▲●)とらうまん(*^◯^*)
    2014/02/11
    がっつりした戦国歴史ロマンみたいなのを期待すると物足りないかもだけど、メディアワークス文庫特有の軽妙な読みやすさが、歴史に疎い人や歴史小説に敷居の高さを感じている人でもおそらくすんなり入っていけるのでは。それくらい読み口は軽めだし小難しい言葉も出てきません。 改めて当時の歴史や人物を辿ってみると、描かれてない背景やエピソードも多いみたい。三成はやたら小者くさいし又兵衛の活躍ぶりからは後に黒田家と仲違いする未来がイメージできないや。秀秋の凡将としてでなく勇敢な一面を知れたのはなんとなく嬉しく思う。
  • ネズミ
    2015/12/14
    面白かったー! ちょっと苦手意識のある時代小説、読みたくて買っても難しくて眠たくなってしまうから苦笑 でも、この本は言葉とかもそんなに難しくなくて、上下巻ともに最後まで眠くなることなく楽しめました!
  • りんりん
    2014/01/04
    年表を読んでいる気分。秀吉は、晩年は脳溢血で、血管の2,3本くらい切れていたのかもしれない・・・。