星の眠る湖へ 愛を探しに

発売日 : 2013/07/25
「僕は、きみが好きだったよ」 繊細な愛と友情で結ばれた三人の男女の物語。
侯爵家に幼少の頃から居候している静かな少年、廉。侯爵家の跡継ぎで、廉を本当の弟のように可愛がる、闊達な壮。そして壮の美しい婚約者、羽衣子。キラキラと輝く、まるで絵に描いたような青春時代を過ごした三人は、それぞれの運命に導かれ、やがて離ればなれになっていく。 数年後、絵描きを志してデザイン事務所で働くようになった廉のもとへ、壮と羽衣子が結婚したとの知らせが届く。忙しさにかまけ、二人と会えないまま、また数年が過ぎた頃、壮から連絡があり――。 繊細な心をもった三人の男女が紡ぐ、美しくも切ない愛と友情の物語。

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みんなのレビュー

  • yamakujira
    2016/03/30
    名家の御曹司の壮、壮とともに育てられた廉、壮の縁戚の羽衣子、ひと夏を共に過ごした青春の思い出を胸に、それぞれの進路を選ぶ。数年後、壮と羽衣子は結婚、廉は新進画家として、順調な人生を歩みはじめたように見えたものの~。羽衣子も廉も、自責の念に嘘はないとしても、悲劇に酔ってるような気もしてしまう。とくに廉がわかりやすく変わりすぎ、心理描写が浅薄だな。壮の両親が他界してから、壮と羽衣子の子供はどうしてるんだろう。羽衣子は子供のために生きられなかったのだろうか。子供、死んじゃったのかな。 (★★☆☆☆)
  • チェス
    2023/03/02
    いろいろといいとこついてる、っていうか、読んでいて、あぁ、そうだなぁと思わせる。面白かった。
  • nayukawa0829@gmail.com
    2013/10/02
    初めて読む作家さん。雲みたいにふわふわしてて、不思議なお話でした。
  • ゆいゆい
    2013/08/15
    もうちょっとさわやかなのを想像してた。ちょっと違ったなー。
  • らぴす
    2013/08/12
    ネタバレあり
    切ない青春劇。羽衣子はようやく救われたのだろうか。壮がいれば、二人はこんなに孤独に過ごさなくてよかったのに、と思うといたたまれない。かといって、壮がいれば、廉はここまで成功を収められなかっただろうし、羽衣子も壮を傷つけたままだっただろう。なんかやっぱりいたたまれない。舞台のモデルは琵琶湖の北側かしら、と思ったらやっぱりそうだった。