サクラの音がきこえる あるピアニストが遺した、パルティータ第二番ニ短調シャコンヌ

発売日 : 2012/05/25
桜が散る頃、その音楽は生まれた――。音楽に翻弄される三人の“音”物語
「音楽で私を感動させてください」ピアニストだった亡き父を未だに憎む智也のもとへ音楽学校首席の天才女子高生からとんでもない仕事の依頼が舞い込んだ。音楽に翻弄される彼らが織りなす自分たちの音物語。

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みんなのレビュー

  • papako
    2019/01/25
    御用人シリーズの作者さんでしたね。音楽、ピアノ、絶対音感を扱った物語。よくある父との確執もの。ただ、死んだお父さん、そこまでひどくないと思うし、そこまで反抗する息子も甘ったれだわ。絶対音感を持つ金髪英治や、ぽっちゃり小学生の尚平、三線の師匠サワ子さん達脇役がいい味だしていて楽しめた。音楽もきちんと表現されている。絶対音感があるから音楽に感動できない奏恵、音楽を音楽として聴けるようになる。音と音楽の違い、これはとても大きいことなんですね!
  • 七色一味
    2015/10/12
    読破。実は一度、最初の数頁をよんで挫折した(ごめんなさい)物語。今回本棚の、まだ読んでない棚にあった中からチョイスしたのはほんの気まぐれ。それでも…。そうですねぇ。しをんさんの「まほろ駅前」シリーズに音楽が絡んでくる、と言う感じでしょうか。個人的にはなかなかオススメな作品かと思います。
  • ぽぽ♪
    2015/07/29
    死んだピアニストの父親に反発して、よろず屋をしている智也の前に突然転がり込んできた、金髪の派手な英治。そして音楽学校の高等部に通う奏恵から「私を音楽で感動させて下さい」と、言う依頼が舞い込み…ヒロインの奏恵がどうも好きになれませんでした。智也の卑屈さも、英治や父のマネージャーの由果など周りの人に徐々に変えられていくのが清々しかったです。父の傲慢さの裏に隠された真実にホロリときてしまいました。ラストの下りは穏やかで良かったです。
  • ソラ
    2014/01/12
    ピアニストの父に対して確執の在った主人公が音楽によってまた再生されていく話。王道のストーリーだけれども、読後感が良かった。
  • はな
    2016/09/12
    図書館本。挫折経験のある主人公と、絶対音感があるがゆえに苦悩している金髪の青年。ピアノの技術には絶対の自信があるけれど、感動することが分からない女子高生。登場人物それぞれに何らかの心に傷を抱えている。音楽を通して癒され、立ち上がる力を得ていく過程の話。都合のいい具合に音に敏感な3人が集まるなんてできすぎてはいるけれど、主人公の父親の本当の思いがわかって少しでもピアノにマイナスイメージが払しょくできたのはよかったのかなと思う。