明日も彼女は恋をする

発売日 : 2011/12/26
どんな時も、あなたのために。
気づけばわたしは声を張り上げて、名前を呼んでいた。時間旅行。それは、『過去』の改変だった。わたしたちの改変の代価は、傷だった。歯車の迷宮に迷い込み、その身を四方からずたずたにされていくほどの。

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

メディアワークス文庫の新刊

  • 歌詠み姫と晴明の鬼弟子 心をほどく和歌、呪いを断つ剣
    NEW
    歌詠み姫と晴明の鬼弟子 心をほどく和歌、呪いを断つ剣
    和歌で人を救う姫君の護衛役は、安倍晴明の弟子ではぐれ者の鬼!?
    仲町六絵 (著者)
    発売日: 2025/10/24
    メディアワークス文庫
  • 華族の吸血鬼は穢れの巫女を娶った
    NEW
    華族の吸血鬼は穢れの巫女を娶った
    呪いの花嫁と美しき吸血鬼――あやかし溺愛シンデレラロマンス
    つるみ 犬丸 (著者)
    発売日: 2025/10/24
    メディアワークス文庫
  • 心獣の守護人 ―秦國博宝局宮廷物語― 3
    NEW
    心獣の守護人 ―秦國博宝局宮廷物語― 3
    凸凹コンビが心の闇より生まれし怪異を祓う東洋宮廷ファンタジー、完結!
    羽洞 はる彦 (著者)
    発売日: 2025/10/24
    メディアワークス文庫
  • そして、あなたは私を捨てる 死に戻り令嬢は竜の王子の執着を知らない 2
    NEW
    そして、あなたは私を捨てる 死に戻り令嬢は竜の王子の執着を知らない 2
    すれ違う二人の甘く切ない溺愛ロマンス 誠の愛が真実を導く、第2巻。
    柏 みなみ (著者)
    発売日: 2025/10/24
    メディアワークス文庫
  • かくして魔法使いノイ・ガレネーは100年後、花嫁となった 2
    かくして魔法使いノイ・ガレネーは100年後、花嫁となった 2
    愛している風に見せかけているだけ。なのにどうして――。
    六つ花えいこ (著者)
    発売日: 2025/09/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • マコポン
    2014/10/10
    ネタバレあり
    騙されました。2人の話だと思っていたのに・・・。上下巻の表紙の人物がが違うのもそうだったのか。過去に行っても思い通りに未来は変えられない。玻璃綾乃はこれで終われるのか。でも松平さんがいるかぎり終わらないのか。無限ループになってしまうのか。少し難しかったけど面白かったです。
  • ℳℯ
    2021/02/20
    ネタバレあり
    ★★★★☆ まさかのメリバエンドだった。このシリーズは白人間かと思いきやグレー。そしてやはり最後は先生お得意の叙述トリックで締められていた。その圧巻のラストは天晴だ。そういえば違和感あったよなあと読了後上巻を再読。このまま彼彼女はこの世界の上書きを繰り返し、大切な人が幸せになるまでハッピーエンドを模索するのだろうか。それが、不可能であることを知らずに。
  • Yobata
    2012/07/16
    『過去の改変』から戻ってきたわたしに待っていたのは、ニアの死,そして自由に歩ける足だった。ぼくに待っていたのは、マチの死であった。松平がいなくなった世界に飛んだわたしは、ニアの死という不幸と自分の足で歩けるという幸福の狭間で苦悩する…。ぼくは、松平に頼み、再び過去へ、海難事故に遭うというマチを助けに行く…。ニアの死,マチの死を結ぶ秘密は、この島の神様と言われたヤガミカズヒコ?そしてそれぞれの運命の日、ぼくは海難事故の日,わたしは中止されていなかった自転車レースの日を迎える。不仲になってしまったが「過去」→
  • エンリケ
    2016/03/04
    間違って後編を先に読んでしまった。タイムパラドックスを主軸にした純愛小説。登場人物達の人間関係が今一つわからず読了。前編を読んでいればおそらく面白さも倍増しただろうに残念。四人の同級生が大切な人に訪れる不幸を防ぐ為、過去にタイムトラベルするのが粗筋。しかし一人の不幸を防ぐと別の人物に不幸が訪れるという、トレードオフの法則が切なかった。運命は変えられるが不幸は防げないというのがこの物語の主題か。語り口調は軽いが、テーマはかなりシリアス。大切な人を救う為に時間の障壁をも越える執念に、最後は少しゾッとした。
  • さばかん
    2012/01/06
    これは上巻から読み直すと、いろいろとスッキリするのだろう。一度読んだだけでは、もう一回最初から読みたい、って思わされるだけであろう。物語の着地点としては、途中から予想はついていたけれども予想外というか、上手い具合に仕掛けられていて、なるほどなぁと思ったり、そういうことねって思ったり、まぁ納得のできる良いお話だったんではないでしょうかね。