0能者ミナト
発売日 :
2011/02/25
葉山透が贈る、現代の伝奇譚が登場!
科学が隆盛を極める現代。だが、その片隅にひっそりと息づく異形のものたちがいた。存在を知る一部の者たちは、それを 「怪異」 と呼んだ。 当然、怪異を相手にする生業もある。修験者、法力僧、呼ばれ方は様々だが、その中でひと際変わった青年がいた。九条湊── どこか斜に構えたクセのある青年だが、彼が同業者から疎まれているのはそこではない。霊力、法力、神通力、彼はそんな力を一切持っていない。それにもかかわらず怪異を倒すという。その手腕は驚くべきものだった──。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 825円(本体750円+税)
- ISBN: 9784048701389
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みんなのレビュー
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射手座の天使あきちゃん2014/05/25178流石は「黒天使」様からの借本 執拗なグロイ描写、おどろおどろしくもアニおた風のコミカルさも(笑) 科学万能の現代にも人ならざる異形のものたちが蠢いている。 そんな彼らと対峙するのは、霊力・法力・神通力など何も持ち合わせないが合理的思考と毒舌・天然系キャラの九条湊、ラノベ系(と勝手に妄想)巫女の沙耶、そして驚異の法力を持つ天才少年ユウキ ストーリーはともかくも会話は結構笑えました。 「黒天使」様ありがとう♪
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和夜2016/05/01102怪異物だけれども解決方法が化学という、間違っても『正攻法』ではないところが面白い。血液を換えるなんて普通思い浮かびませんよね。実際、湊は霊力ってないんですかね?視えてはいるんだから皆無ってことはないでしょうけど。湊、孝元、理彩子は仲がいいですね。この3人での退治話も読んでみたいです。
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た〜2013/03/23102主要キャラが揃って良い感じでひねくれているな
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ううち2014/10/03790能力の若干チャラい溱にときめく。巫女の沙耶ちゃんと天才少年ユウキくんのキャラもいいですね。解決の仕方も面白くて、読みやすくて良かったです。たくさん出ている続きも気になる。マンガも面白そうだな。
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bookkeeper2025/05/0665ネタバレあり★★★☆☆ 再読。対オカルトの組織でも歯が立たない極めつきの怪異に対峙するミナトー何らの異能も持たず「零能者」と揶揄される男。神道の巫女と天才法力使いの少年と共に怪異に挑む。 封印から解き放たれた荒神と呪術師一族を襲う呪いの2話構成。やさぐれてものぐさで毒舌。才能に溢れた正統派の2人を盛大にディスりながらも、搦手から絶望的な状況を打開する。如何にトリッキーで説得力のあるソリューションを出すかが勝負です。納得できたかというと、個人的には少し微妙な感じか…。この先どうなるのか楽しみなので続きも読もうかな。
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